民間企業が提供する脆弱性診断サービスは、それぞれ特徴や強みがあるため、社内のシステム環境にあうサービスを選定することが重要です。
本記事では、法人向け脆弱性診断サービス5種類を比較し、サービスの特徴について解説します。自動化技術を活用した効率的な診断、専門家による脆弱性診断、成果報酬型など、様々な診断サービスについて紹介しています。
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脆弱性診断サービスとは
脆弱性診断サービスとは、Webサイトやネットワーク上の脆弱性がないか診断するサービスです。
脆弱性診断は情報漏えいやデータの改ざんといったセキュリティインシデントに備えることを目的に実施します。
脆弱性診断サービスを取り扱う企業によって細かなサービス内容は異なりますが、パソコン・スマホ・タブレット端末、Webサイト・スマホアプリ、サーバー・ネットワーク・OSなどのプラットフォームなどが診断の対象となります。
脆弱性診断サービス比較
こちらでは、5つの脆弱性診断サービスについて解説します。
- エレシーク
- Securify
- LAC
- IssueHunt
- デジタルデータフォレンジック
エレシーク

画像出典:エレシーク
エレシークは株式会社コーボー・ホールディングスが提供する脆弱性診断ツールです。
診断できる範囲や内容は限定されますが、会員登録を行うことで無料のセキュリティツールが利用できます。
有料のセキュリティ診断サービス「エレシークVA」では、診断ツールで診断できない「ネットワーク診断」、「スマホアプリ診断」などを実施することが可能です。無料診断で一度脆弱性の有無を簡易的に知ってから調査できる点が強みです。
Securify

画像出典:Securify
Securifyは株式会社スリーシェイクが提供する脆弱性診断サービスです。
Securifyは、クラウド型Webセキュリティ診断サービスとして、包括的な脆弱性診断を提供します。Webアプリケーション、ミドルウェア、OS、ネットワークなど、多岐にわたる脆弱性を高精度で検出し、継続的な診断を可能にします。
特筆すべきは、ドメイン登録だけで診断対象を自動抽出する機能で、ITやセキュリティの専門知識がなくても利用できます。最新の脆弱性にも迅速に対応し、継続的な診断により、リリースごとに素早く脆弱性を発見できます。
LAC

画像出典:株式会社LAC
株式会社LACのセキュリティ診断「DiaForce」は、AIとRPAを活用した自動診断技術により、高速かつ効率的なWebアプリケーション診断を提供しています。従来の専門家による手動診断に比べ、診断期間を大幅に短縮し、最短2営業日で結果を報告できます。DiaForceは、エントリー版の「エクスプレス」と、自動診断と手動診断を組み合わせた上位版「安全点検パック」の2種類のサービスを展開しています。
IssueHunt

画像出典:IssueHunt
IssueHunt株式会社の脆弱性診断「バグバウンティ」IssueHuntは、成果報酬型の脆弱性診断を提供する国産のバグバウンティプラットフォームです。ホワイトハッカーが脆弱性を発見し報告すると謝礼を受け取れる仕組みを採用しています。
IssueHuntは「IssueHuntバグバウンティ」と「IssueHunt VDP」の2つの主要な機能を提供し、企業のセキュリティ強化を支援しています。特に、AWSのインフラ設定ミスやアプリケーションコードの問題など、機械的な診断では見逃されやすい脆弱性を人間の視点で検出できる点が特徴です。
デジタルデータフォレンジック

株式会社デジタルデータソリューションが提供するサービスの一つ、デジタルデータフォレンジックの脆弱性診断サービスは、3.9万件以上の相談実績を元に、社内環境や予算に合わせた脆弱性診断プランを提供しています。
最短30分でWeb打ち合わせ、かつ診断内容次第では最短1日から結果報告といったスピード対応を行っているので、急いで結果が知りたい方におすすめできます。
24時間365日受付しており、無料で相談・見積りまで行ってくれるようなので、システムの脆弱性に不安がある方は一度相談してみるとよいでしょう。
編集部おすすめ調査会社:デジタルデータフォレンジック(おすすめ度)
以上5つの脆弱性診断サービスのうち、迅速に脆弱性診断を実施したい方におすすめのサービスが、デジタルデータフォレンジックの脆弱性診断サービスになります。
デジタルデータフォレンジックには40名以上のフォレンジックエンジニアが在籍しており、セキュリティ診断を専門とするエンジニアによる高品質な診断が期待できます。
これはIPA(独立行政法人情報処理推進機構)が公開している情報セキュリティサービス基準適合サービスリストに掲載されていることからも明らかです。

費用 | ★見積り無料 まずはご相談ください |
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調査対象 | PC、スマートフォン、サーバ、外付けHDD、USBメモリ、SDカード、タブレット など |
サービス | 脆弱性診断、ペネトレーションテスト、ハッキング・不正アクセス調査、マルウェア・ランサムウェア感染調査、サイバー攻撃被害調査、退職者調査、労働問題調査、社内不正調査、情報持出し調査、横領着服調査、パスワード解除、データ改ざん調査、データ復元、デジタル遺品、離婚問題・浮気調査など |
特長 | ✓累積ご相談件数39,000件以上 ✓国際基準をクリアした厳重なセキュリティ体制(ISO認証、プライバシーマーク取得済) ✓警視庁からの捜査協力依頼・感謝状受領の実績多数 |
デジタルデータフォレンジックは、国内トップクラスの調査力を有しており、累計3万9千件以上の豊富な実績があります。
規模が大きな調査会社でありながら、携帯のウイルス感染調査などの実績もあるようですし、24時間365日の相談体制、ニーズに合わせたプランのカスタマイズなど、サービスの利用しやすさも嬉しいポイントです。
脆弱性診断以外にも幅広い調査に対応しているだけでなく、ケースごとに専門チームが調査対応を行っているとのことで、高品質な調査が期待できます。さらに、警察への捜査協力も395件以上行っているなど、信頼がおける専門業者です。
24時間365日受付しており、無料で相談・見積りまで行ってくれるようなので、まずは電話かメールで問合せをしてみることをおすすめします。
↓調査項目・プラン・料金などは公式サイトへ↓
まとめ
本記事では脆弱性診断サービスを5つ紹介しました。最適な脆弱性診断サービスを契約するには、診断サービスの内容を理解し、診断範囲や社内のシステム環境を事前に把握しておくと契約の際に失敗するリスクを減らすことができます。
中には豊富な知見で社内環境にあった診断サービスを提案する企業もあるため、まずは無料で見積もりを取れるところに相談しましょう。