Windowsで「アクセスが拒否されました」と出る時の対処法は?

あなたがファイルを開こうとした際、「アクセスが拒否されました」と表示された経験はありますか?

この表示は、PCや外付けHDDになんらかの異常が発生しているサインです。もし適切な対処をしなければ、大切なデータを失ってしまう恐れがあります。そのような事態にならないために、この記事では「アクセスが拒否されました」と表示される原因や対処法を紹介します。

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なぜ「アクセスが拒否されました」と表示されるのか

「アクセスが拒否されました」というのは、Windows10でアクセス権限がないときに表示されるアクセスエラーです。「アクセスが拒否されました」と表示されるメディアは、大きく分けて2パターンです。

  • PCに問題がある場合
  • 外付けHDDなど外部記憶装置に問題がある場合

PCに問題がある場合

Windowsでファイルにアクセスしようとする際に「C:¥ にアクセスできません」と表示された場合、Winパソコンに内蔵されているストレージ(HDDやSSD、いわゆるCドライブ)に問題があると考えられます。

外部記憶装置に問題がある場合

D:¥ アクセスできません」と表示された場合、USBメモリや外付けHDDなど外部接続の記憶装置(いわゆる「Dドライブ」等)に問題があると考えられます。

「アクセスが拒否されました」と表示される原因

上記では「アクセスが拒否されました」と表示されるドライブについて説明しました。「アクセスが拒否されました」と表示される原因として考えられるのは、以下の4つです。

  • PCと外部機器の接続不良
  • 所有権・アクセス権限が許可されていない
  • ファイルシステムエラー
  • 機器の物理的な故障

PCと外部機器の接続不良

「アクセスが拒否されました」と表示される原因としては、PCと外部接続機器を接続するコネクタ部分が損傷している可能性があります。

PCのメスとケーブル両端のオスは、頻繁に抜き差しを行う過程で摩耗し、正しく接続できなくなることがあります。この場合、コード類を交換することで解決する場合があります。

所有権・アクセス権が許可されていない

限られたユーザーしか閲覧できないフォルダにアクセスすると、「アクセスが拒否されました」と表示されることがあります。原因としてはウイルス対策ソフトの干渉、または、何らかの要因によって管理者設定に異常が起きていると考えられます。

所有権やアクセス権は「プロパティ」から確認できるので、一度確認してみましょう。

ファイルシステムエラー 

データを管理する「ファイルシステム」が、パソコンと外部接続機器で異なっている場合、「アクセスが拒否されました」と表示されることがあります。

たとえば、WindowsとMacでは使用されているファイルシステムの種類が異なります。そのため、Macで使っているUSBメモリを、Windowsに差し込んでも、適切に反応しないことがあります。

また、これとは別に、不適切な取り外しを行ったことで、ファイルシステムが破損することがあります。この際「フォーマットしますか?」というエラーメッセージが表示されることがありますが、フォーマットすると、保存されているデータが消えてしまうため、注意が必要となります。 

機器の物理的な故障

  • 「不注意により機器を落下させた」
  • 「水没させてしまった」
  • 「10年以上使い続けていてガタついている」

こうした物理的な要因が原因でアクセスエラーが起きることがあります。こうしたトラブルは「物理障害」と呼ばれており、これは個人で対応できる範囲を超えています。復旧作業は専用の設備で行う必要があるため、故障機器には通電をせず、専門業者に修復・復旧を依頼することをおすすめします。

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「アクセスが拒否されました」と表示されたるときの注意点

フォーマット・上書きをする

機器が故障や不具合を起こした際に、「フォーマットしてください」などのフォーマットを促してくるメッセージが表示されるケースがあります。しかし、フォーマットを行ってしまうと、メディアに記録されている全データが初期化されてしまいます。データがフォーマットによって上書きされてしまうと、復旧・復元が困難になる恐れがあるため、気を付けてください。

何度も抜き差しをする

外部接続機器でエラーが起きる場合、何度も差し抜きしてしまうと、接触部分の傷や折れ曲がりなど、新たに物理障害を引き起こす可能性があります。

故障した機器を使用し続けない

機器にエラーが起きている状態で、使用を続けることはやめましょう。完全に破損する恐れもあります。

「アクセスが拒否されました」と表示されたときの対処法

「アクセスが拒否されました」と表示される際の対処法として、以下の方法があります。

PCを再起動する

一時的なエラーに過ぎない場合、再起動するとアクセスできることがあります。

PCと外部機器の接続を確認する

コードに劣化や損傷がある場合、新しいものに交換するか、再度差し込み直すことにより、アクセスが可能になることがあります。

所有権・アクセス権の確認をする

プロパティから確認し、自分のアカウントに権限があるか確認しましょう。社用PCでアクセス権限が付与されていない場合、システム担当者に権限を付与してもらうことで対応できることがあります。

管理者としてWindowsエクスプローラを実行

管理者権限がないとアクセスできない設定となっている場合は、タスクマネージャーで「新しいタスクの作成」を管理者権限で行うことによって解決する場合があります。

具体的な作業手順としては、次のとおりです。

  1. 画面下部のタスクバーで、空いているところを右クリックする
  2. タスクマネージャーを開く
  3. ファイルから「新しいタスクの作成」をクリックする
  4. 開きたいフォルダやファイル名を入力する
  5. 「このタスクに管理者特権を付与して作成します」にチェックを入れる

専門業者に相談・依頼する

ここまで個人で可能な対処方法を紹介しましたが、こちらで復旧できるのはあくまで軽度な症状です。もしこれまでの対処方法でも復旧できなかった場合、お手持ちのパソコンはより障害が深刻化している可能性があります。

特に「機器に衝撃を与えた」「異音がする」など、物理障害が疑われる場合は、個人でのデータ復旧・修復が非常に困難です。これに限らず、自力で障害の発生個所や原因を特定するのは困難です。

故障している機器には通電をせず、専門業者に修復・復旧を依頼することをおすすめします。高い技術を持つ専門業者では、膨大なケーススタディから機器の状況を判断し、エンジニアが処置を行います。

ただし、データが「必要」か「不要」かで依頼先は変わってきます

データが必要な方は「データ復旧サービス」へ

内部に保存されているデータを取り出したい場合は、データ復旧サービスに相談しましょう。

ただし、データ復元業者は国内で100社以上もあり、技術力や設備にも大きな差があります。復旧業者を選ぶ際は、技術力対応実績を基準にしてください。

技術力の高いデータ復旧業者では、Windows10の復旧ツールでは対応できない物理障害にも対応しており、高い復旧率でデータを取り出すことができます。しかし、技術力の乏しい業者に依頼すると、復旧に失敗するリスクが高く、他の業者に依頼した時には手遅れとなってしまう場合があります。

また、対応実績が多ければ多いほど、データ復旧にまつわる知見やノウハウが膨大に蓄積されているため、安心して復旧作業を任せられるといえるでしょう。

データ復旧サービスと業者選定の基準については、詳しく解説している以下の記事を是非ご覧ください。

PCを正常に作動させたい方は「メーカー・修理業者」へ

メーカーや修理業者は、パソコンの動作を回復することが目的です。そのため、修理を依頼すると、再び「機器」を使用できるようになりますが、データは初期化され、取り出すことができなくなります。

データのバックアップがなく、フリーズを起こしたパソコンからデータを取り出したい場合は、修理ではなくデータ復旧業者に相談することをおすすめします。

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まとめ

この記事では「アクセスが拒否されました」と表示される原因や対処方法を解説しました。

「アクセスが拒否されました」と表示される現象は、パソコンの不具合の中でもよくある現象ですが、正しい対処法に関しては、あまり知られていません。このような場合、「強制終了」を選択する人も多いのですが、これはストレージにかなりの負荷をかけてしまう行為です。強制終了を安易に行うことは控えましょう。

なお、この記事で紹介しているデータ復旧業者は相談・初期診断・見積りは全て無料のため、データ復旧を希望される場合は、一度問い合わせてみることをおすすめします。

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