企業の不祥事が発覚した際、迅速かつ適切な対応が求められます。第三者委員会は、外部専門家による中立的な視点で原因究明を行い、再発防止策を提言することで、企業の透明性と信頼性を向上させます。一方、フォレンジック調査はデジタル証拠やデータ分析を活用し、不正の具体的な証拠を収集する専門的手法です。
本記事では、これらの手法がどのように連携し、不祥事対応や企業の信頼回復に貢献するかについて詳しく解説します。
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第三者委員会とは
第三者委員会は、企業の不祥事発生時に設置される独立した組織で、原因究明や再発防止策の提言を目的としています。経営陣や社内関係者から独立した外部専門家で構成されるため、中立性と客観性が確保されます。調査対象には、事実関係の認定や背景分析が含まれ、最終的には調査報告書を通じて企業の信頼回復を目指します。
第三者委員会が調査する主な不正
第三者委員会で調査対象となる不正の事例は以下の通りです。
- セクハラやパワハラなどのハラスメント
- 不適切な会計処理
- 品質データの改ざん
- 贈収賄
- 架空請求などの詐欺
特に経営陣が関与するケースでは、内部調査では不十分な場合が多いため、外部の視点で徹底した調査が求められます。
第三者委員会による不正調査の重要性
第三者委員会による不正調査を実施することには、以下のような意義があります。
企業の透明性と信頼性向上
第三者委員会を設置することで、不祥事対応における透明性を確保し、ステークホルダーからの信頼回復につながります。外部専門家による調査は、公平性を示すだけでなく、企業の社会的責任(CSR)を果たす姿勢を強調します。
不正発覚後の適切な対応と再発防止策
不祥事発覚後に調査を行い、迅速かつ適切に事実確認や各方面への対応を実施することは、企業存続において極めて重要です。第三者委員会は原因分析だけでなく、具体的な再発防止策を提言し、企業文化や内部統制の改善に寄与します。
第三者委員会の調査の流れ
第三者委員会による調査は、以下の流れで進められます。
- 何の不正行為を調査するか特定し、調査期間や関係部署の範囲を設定する
- 関係者へヒアリング、証拠文書の収集、フォレンジック調査などを実施し、証拠を収集する
- 収集データや証拠を整理し、不正行為の背景の解明や法令違反の有無や責任の所在を確認する
- 調査で判明した不正の内容や再発防止策などを調査報告書にまとめる
- 調査報告書をもとに調査結果を関係者や公的機関に報告・説明する
信頼できるフォレンジック調査会社の選び方
第三者委員会には、弁護士、公認会計士、フォレンジック調査の専門家など、社外の専門家が参加することが一般的です。これにより、調査結果の中立性と客観性が確保され、社内関係者による偏った判断を防ぐことができます。
中でも端末内のデータを保全・解析するフォレンジック調査は世間にあまり知られていないこともあり、どこに依頼すべきかわからないと思われます。
そこでこちらでは、大規模な社内不正調査などに対応できる、信頼性のあるフォレンジック調査会社の選び方を解説します。
- 調査実績が豊富
- セキュリティ管理が信頼できるか
- すぐに調査対応してもらえるか
調査実績が豊富
フォレンジック調査会社に相談する時は、調査実績が豊富な会社に相談した方が、技術的なノウハウや最先端の設備を持っているような優良な会社に依頼できる可能性が高いです。特に官公庁や捜査機関、大手法人からの調査依頼の実績があるような会社は、公的機関から信頼されて調査を実施しているため、技術力もセキュリティも信頼できます。
中には調査実績が少なく、ノウハウが積み切れていなかったり、対応できるインシデントの範囲が狭いような調査会社もあるため、注意してください。
セキュリティ管理が信頼できるか
顧客のデータを扱うサービスという性質上、セキュリティ対策は必須です。セキュリティ対策に力を入れている調査会社は、「ISO認証」「プライバシーマーク」などの世界基準で規定されている厳しい調査をクリアした調査会社のみが取得できる認定を取得しています。上記2つの認定の資格がセキュリティ面の判断に有用です。
すぐに調査対応してもらえるか
フォレンジックの調査対象となるインシデントの多くは、早急かつ正確に対応する必要があります。調査完了までのスピードが重要な理由として、調査の報告期限が決まっている・被害が拡大する可能性がある・業務を停止して調査する必要があるなどの緊急性が高いからです。
しかし、調査会社によっては調査する設備やノウハウが整っておらず、調査完了まで時間がかかる場合があります。24時間365日対応可能な会社であれば、依頼したタイミングですぐに対応してもらえるため、素早く調査を完了することができます。緊急性が高いときこそ、実績が豊富でスピード対応をしてもらえる調査会社に相談して調査しましょう。
編集部おすすめ調査会社:デジタルデータフォレンジック(おすすめ度)
信頼できる第三者機関の選び方を踏まえ、大規模な社内不正調査などにも対応しているおすすめのフォレンジック調査会社を紹介します。
こちらでは、対応件数が39,000件を超え、民間の調査会社でありながら官公庁や大手企業との取引実績も多く信頼できるため、幅広い調査に対応していておすすめです。
まずは無料で相談・見積りまで行ってくれるようなので、不安な方は一度相談してみるとよいでしょう。

費用 | ★見積り無料 まずはご相談ください |
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調査対象 | PC、スマートフォン、サーバ、外付けHDD、USBメモリ、SDカード、タブレット など |
サービス | ハッキング・不正アクセス調査、マルウェア・ランサムウェア感染調査、サイバー攻撃被害調査、退職者調査、労働問題調査、社内不正調査、情報持出し調査、横領着服調査、パスワード解除、データ改ざん調査、データ復元、デジタル遺品、離婚問題・浮気調査 など |
特長 | ✓累積ご相談件数39,000件以上 |
デジタルデータフォレンジックは、国内トップクラスの調査力を有しており、累計3万9千件以上の豊富な実績があります。
規模が大きな調査会社でありながら、ハッキング調査などの実績もあるようですし、24時間365日の相談体制、ニーズに合わせたプランのカスタマイズなど、サービスの利用しやすさも嬉しいポイントです。
相談・見積りを“無料“で行っているので、まずは電話かメールで問合せをしてみることをおすすめします。
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第三者委員会の調査事例
こちらでは、第三者委員会の調査事例を解説します。特に調査内容にフォレンジック調査を含む事例について紹介しています。
海運会社の事例
ある高速船運航会社では、安全性に関する重大な問題が発生しました。この件に関してフォレンジック調査が行われ、膨大なメールや文書データの解析を行い、不正行為の証拠を収集しました。
また、現地調査やヒアリングなどを経て安全管理体制の不備を特定し、改善報告書の提出や責任者の解任等を行い、再発防止策等も発表して安全管理体制を見直しました。
しかし運航再開に向けた確実な安全が担保できないと判断し、最終的に事業撤退が決定しています。
大手テレビ局の事例
大手テレビ局では、元タレントと女性社員との間で重大な人権侵害が発生しました。第三者委員会は、被害者と加害者へのヒアリングを実施し、フォレンジック調査を行って関連するメッセージや行動履歴を分析しました。その他に社内アンケート等を行い、会社全体でハラスメント行為に対する寛容な態度があることが浮き彫りになり、改善案が提言されました。
出典:朝日新聞
まとめ
第三者委員会の設置とフォレンジック調査は、不祥事の調査や企業の信頼回復を図る上で欠かせません。第三者委員会は外部専門家による中立的な視点で事実関係を徹底的に解明し、再発防止策を提言します。これにより、企業は透明性を確保し、ステークホルダーからの信頼を取り戻すことが可能になります。
一方、フォレンジック調査はスマホやパソコン、サーバーなどのデジタル証拠やデータ解析を活用し、不正行為の具体的な証拠を収集・解析します。メールやログデータの解析、関係者へのヒアリングを通じて、不正の全容解明が進められます。この調査結果は、原因分析や再発防止策の質を高めるだけでなく、法的リスクの軽減にも寄与します。
社内不正などが発生した場合、第三者委員会の設置とフォレンジック調査をうまく組み合わせて、不祥事の実態解明や関係者への対応を実施しましょう。