「Rescue Mobile」をインストールさせる詐欺?被害に遭った場合の対処法を徹底解説!

近年、「Rescue Mobile」などの遠隔操作アプリを悪用したサポート詐欺が急増しています。「ウイルス感染しました」などの偽警告を表示し、利用者の不安を煽って国際電話をかけさせ、最終的には遠隔操作ソフトのインストールへと誘導するのが典型的な流れです。この記事では、詐欺の手口と実例、被害に遭った際の正しい対処法、そして再発防止のポイントをわかりやすく解説します。

本ページには広告が含まれています。本コンテンツ経由で商品・サービスの申込みがあった場合、企業から送客手数料を受け取ることがあります。

「Rescue Mobile(レスキューモバイル)」とは

「Rescue Mobile」は、正規の遠隔操作ソフト「LogMeIn Rescue」のモバイル版で、企業のサポート担当者が顧客のスマホを遠隔操作してサポートするためのツールです。しかし近年、正規のアプリである「Rescue Mobile」や「LogMeIn Rescue」が詐欺グループに悪用され、被害者の端末を乗っ取り、金銭や個人情報を詐取する手段として使われるケースが報告されています。本来は安全なアプリでも、使い方次第では深刻な被害を招くリスクがあることを理解しておく必要があります。

サポート詐欺の典型的な流れと手口

サポート詐欺とは、ユーザーの端末に偽のセキュリティ警告やウイルス感染通知を表示し、不安を煽った上で“サポート担当者”を装う詐欺グループが介入し、遠隔操作や金銭請求を行う手口です。以下では、典型的なサポート詐欺の流れを段階的に解説します。

  • ①偽警告画面(トロイの木馬感染警告など)が表示される
  • ②国際電話番号に電話するよう誘導する
  • ③レスキューモバイルなど遠隔操作ソフトをインストールさせる
  • ④サポート料金をギフトカード等で支払わせる

①偽警告画面(トロイの木馬感染警告など)が表示される

突然、パソコンに「トロイの木馬に感染しています」などの偽の警告画面が表示されることから始まります。これらは広告や不正サイトに仕掛けられたスクリプトによるもので、ユーザーに強い不安を与え、すぐに対応するよう誘導するのが目的です。

②国際電話番号に電話するよう誘導する

偽警告の画面には、「今すぐこの番号に電話してください」と記載されていることが多く、多くは+1(アメリカ)や+44(イギリス)などの国際番号です。電話をかけると、詐欺グループの“サポート担当者”を名乗る人物が応答し、「遠隔サポートが必要です」などともっともらしい説明で信用させようとします。

③レスキューモバイルなど遠隔操作ソフトをインストールさせる

電話口の偽の担当者は、サポート画面を閉じる、あるいはパソコンを修理するなどの口実で、電話越しに遠隔操作アプリやソフトをインストールするよう指示してきます。そして画面共有の許可を取ったうえで、端末内の操作を開始します。これにより、スマホ内の情報・アプリ・操作内容がすべて詐欺グループに見られる状態となり、悪用される危険があります。

④サポート料金をギフトカード等で支払わせる

遠隔操作後、詐欺グループは「ウイルス除去費用」や「サポート料金」などと説明し、iTunesカードやGoogle Playカードなどのギフトカードでの支払いを要求してきます。実際にはウイルス感染など存在せず、全てが架空請求であるにもかかわらず、緊急性を煽って支払いを急かしてきます。

サポート詐欺被害に遭った場合の緊急対処法

サポート詐欺の被害に遭ってしまった場合、まず重要なのは被害の拡大を防ぐために即座に適切な行動を取ることです。遠隔操作の遮断、金銭情報の保護、端末の安全確認を迅速に行うことで、二次被害の発生を抑えることができます。

特に遠隔操作を許してしまった場合は、相手にアクセスを許したまま放置することが最も危険です。この章では、被害直後に実施すべき緊急対応をステップごとに解説します。

  • ネットワークを切断する
  • 金融機関に連絡する
  • 専門家に端末調査を相談する

ネットワークを切断する

不正な遠隔操作を遮断するには、Wi-Fiやインターネット通信を即時オフにすることが重要です。操作中の接続を切ることで、相手の遠隔操作を止められます。その後、端末を機内モードにすることで、さらなる外部アクセスや情報漏えいを防ぐことができます。

金融機関に連絡する

万が一、クレジットカード情報や銀行口座情報を入力してしまったり、端末に金融情報が保存されている場合は、すぐにカード会社・銀行に連絡し、口座停止などの手続きを行ってください。不正利用のリスクを最小限に抑えるために、カードの停止や口座の利用制限を依頼することが重要です。

専門家に端末調査を相談する

不正なアプリが残っていたり、情報が抜かれた形跡がある場合は、デジタルフォレンジック調査会社に相談することで、情報漏えいの有無不正なアプリが外部と通信をしていないかなど詳細に調査することができます。

例えば、インストールされたアプリの挙動や通信ログを分析し、情報漏洩の有無や被害範囲を特定してもらうことで、調査結果を元に、適切な再発防止策を講じることができます。

編集部おすすめ調査会社:デジタルデータフォレンジック(おすすめ度)

こちらではサポート詐欺調査ができるおすすめの調査会社として、デジタルデータフォレンジックをご紹介します。

デジタルデータフォレンジックは、相談件数が39,000件を超え、民間の調査会社でありながら幅広いインシデントの調査に対応し、個人のお客様はもちろん、官公庁や大手企業との取引実績も多く信頼できるため、おすすめです。

まずは無料で相談・見積りまで行ってくれるようなので、不安な方は一度相談してみるとよいでしょう。

デジタルデータフォレンジック

費用★見積り無料 まずはご相談ください
調査対象PC、スマートフォン、サーバ、外付けHDD、USBメモリ、SDカード、タブレット など
サービスハッキング・不正アクセス調査、マルウェア・ランサムウェア感染調査、サイバー攻撃被害調査、退職者調査、労働問題調査、社内不正調査、情報持出し調査、横領着服調査、パスワード解除、データ改ざん調査、データ復元、デジタル遺品、離婚問題・浮気調査 など
特長✓累積ご相談件数39,000件以上

デジタルデータフォレンジックは、国内トップクラスの調査力を有しており、累計3万9千件以上の豊富な実績があります。

規模が大きな調査会社でありながら、ハッキング調査などの実績もあるようですし、24時間365日の相談体制、ニーズに合わせたプランのカスタマイズなど、サービスの利用しやすさも嬉しいポイントです。

相談・見積りを無料で行っているので、まずは電話かメールで問合せをしてみることをおすすめします。

↓調査項目・プラン・料金などは公式サイトへ↓

まとめ

「Rescue Mobile」や「LogMeIn Rescue」を利用したサポート詐欺は、実在する正規アプリを悪用することで信頼を装い、個人情報や金銭をだまし取る巧妙な手口です。偽警告から始まる一連の流れには明確なパターンがありますが、初動を誤ると被害が拡大します。万が一インストールしてしまった場合でも冷静に対応しましょう。事前の知識と警戒心が、何よりの防御策です。

サポート詐欺
最新情報をチェックしよう!