身に覚えのないSMS送信が発覚したときの正しい対処法とスマホのセキュリティ対策

スマートフォンから身に覚えのないSMSが勝手に送信される被害が増えています。知らないうちに第三者にスパムメッセージが送られていたり、不正なリンクが拡散されたりすることで、周囲にも被害が及ぶ可能性があります。本記事では、勝手にSMSが送信される原因や具体的な対処法、そして再発防止のために実践すべきセキュリティ対策について解説します。

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身に覚えのないSMS送信とは?

スマートフォンの所有者が意図せず、第三者に向けてSMSが送信される現象が発生する場合があります。多くの場合、利用者は送信したことに気づかず、周囲から「怪しいメッセージが届いた」との連絡で初めて事態に気づきます。

勝手に送信されるSMSには、不審なURLが記載されたフィッシングメッセージや、宅配業者・金融機関を装った偽の通知などが含まれます。これらは、受信者に不正サイトへのアクセスや個人情報の入力などを促す内容となっており、送信元となったスマホがマルウェア感染や、ハッキングされた可能性があります。

身に覚えのないSMS送信が発生する主な原因

スマートフォンから意図せずSMSが送信される背景には、複数のセキュリティリスクや外部からの攻撃手法が存在します。マルウェア感染や不正アプリの導入、システムの脆弱性が悪用されるケースのほか、SIMカードやアカウントが乗っ取られてメッセージが操作されるといった被害も報告されています。これらの原因を理解することが、早期対応と再発防止につながります。

  • スマホのウイルス感染
  • 不正アプリのインストール
  • アカウント乗っ取り・SIMスワップ
  • OSやアプリの脆弱性の悪用

スマホのウイルス感染

マルウェアに感染したスマホは、ユーザーの操作なしにSMSを自動で送信することがあります。特に「トロイの木馬型」や「スパイウェア型」のマルウェアは、通信機能を悪用して連絡先リストに不正メッセージをばらまく傾向があります。感染の原因としては、不審なアプリのインストールや偽のリンクのクリックが多く見られます。

不正アプリのインストール

Google PlayやApp Store以外からインストールされた不正アプリには、SMS送信機能を悪用するマルウェアが組み込まれていることがあります。アプリに過剰な権限(SMS送信や連絡先へのアクセスなど)を許可すると、裏で勝手に通信を行う危険性があります。インストール元や権限内容をよく確認することが重要です。

アカウント乗っ取り・SIMスワップ

スマホのSMS機能は、本人認証などにも利用されるため、攻撃者にとって重要なターゲットです。アカウント乗っ取りやSIMスワップ(電話番号の乗っ取り)が発生すると、SMSが第三者により操作され、不正送信が行われることがあります。この場合、電話会社への連絡も必要になります。

OSやアプリの脆弱性の悪用

スマホのOSやアプリに存在する脆弱性が放置されたままだと、攻撃者に悪用されてSMS送信機能が乗っ取られることがあります。特に古いOSを使用している場合、セキュリティパッチが適用されておらず、リスクが高まります。定期的なアップデートが対策の基本です。

以上のような原因で見に覚えのないSMSが不特定多数に送信される可能性があります。身に覚えがない場合は、専門家に感染経路やハッキングの経路を調査してもらう方法もあります。

身に覚えのないSMS送信が発生した時の対応

身に覚えのないSMS送信が発覚した場合、被害の拡大を防ぎ、原因を特定して再発を防ぐためには、適切な初期対応が重要です。以下に、具体的な対応方法について解説します。

  • ネットワークの切断
  • 不審なアプリのアンインストール
  • セキュリティアプリでのスキャン
  • パスワード・認証情報の変更
  • 警察や消費者センターへ相談する
  • サイバーセキュリティの専門家に相談する

ネットワークの切断

最初に、スマホを機内モードにしてネットワークを遮断します。これにより、マルウェアが外部と通信できなくなり、追加のSMS送信や情報漏洩のリスクを抑えます。Wi-Fiも無効にすることを忘れずに対応しましょう。

不審なアプリのアンインストール

最近インストールした覚えのないアプリや、提供元が不明なアプリを確認し、即座にアンインストールします。マルウェアは見た目が普通のアプリに偽装されていることもあるため、不必要にアプリの権限の共有を要求してきたり、紹介されたアプリの機能と実際の機能が大きく異なる場合はすぐにアンインストールすることを推奨します。

セキュリティアプリでのスキャン

信頼できるセキュリティアプリを使って端末全体をスキャンし、マルウェアや不審なファイルを検出・削除します。スキャン後は自動で駆除が行われる場合もありますが、検出結果を確認し、必要に応じて初期化などの追加対応を検討しましょう。

パスワード・認証情報の変更

万が一、認証情報が漏洩している可能性がある場合は、すぐに各種アカウントのパスワードを設定画面から変更します。特にSMS認証を利用している銀行やSNSなどは優先的に対処しましょう。

警察への相談

被害が深刻な場合や、詐欺に発展した場合は、最寄りの警察署へ相談しましょう。被害届を出すことで、後の補償や法的対応にもつながります。状況を正確に伝えるため、SMSの内容やアプリのインストール履歴などの証拠を保全しておくことが重要です。

証拠の提出が困難であったり、提出した証拠が受理されない場合は、サイバーセキュリティの専門家に相談することをおすすめします。

サイバーセキュリティ専門家に相談

見に覚えのないSMSがスマートフォンから送信されていた場合、ウイルス感染やハッキング被害が疑われます。なかには、一般的なセキュリティアプリでは検知や除去が困難な高度なマルウェアも存在します。

このような場合、自分で感染やハッキングの証拠を揃えたりするには限界があります。スマートフォンの状況を正確に把握するために、専門的な調査であるフォレンジック調査が有効です。フォレンジック調査とは、スマートフォンやパソコンのログ・データを専門的に解析し、ハッキングやマルウェア感染の有無、被害の範囲や原因などを特定する調査手法です。サイバー攻撃の証拠保全や法的対応にも活用されます。

サイバーセキュリティの専門家の中には、このような専門的な調査を実施できる場合があるので、スマートフォンが不審なSMSを送信したことが判明した場合は、お気軽にご相談ください。

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スマホのセキュリティ対策

スマホを狙ったマルウェア感染やサイバー攻撃を予防するには適切なセキュリティ対策が重要です。以下のセキュリティ対策を実施し、身に覚えのないSMS送信が行われないようにしましょう。

  • OS・アプリのアップデート
  • 二段階認証・多要素認証の設定
  • パスワードマネージャーの活用

OS・アプリのアップデート

スマホのOSやアプリを常に最新の状態に保つことで、既知の脆弱性を突かれるリスクを軽減できます。自動更新を有効にするか、定期的にアップデートを確認しましょう。セキュリティパッチの適用は最も基本的で効果的な防御手段です。

二段階認証・多要素認証の設定

アカウントのセキュリティを強化するため、二段階認証や多要素認証を必ず設定しましょう。SMS以外の認証手段(認証アプリやハードウェアトークン)を使うことで、SMSが乗っ取られてもアカウントへの不正アクセスを防ぐことができます。

パスワードマネージャーの活用

強固で複雑なパスワードを使い分けるために、信頼性の高いパスワードマネージャーを活用することをおすすめします。これにより、同一パスワードの使い回しを防ぎ、万が一一つのサービスが突破されても被害の拡大を抑えることができます。

まとめ

身に覚えのないSMS送信は、スマホのマルウェア感染や不正操作の兆候の可能性があります。被害拡大を防ぐためにも、身に覚えのないSMSが送信されていることが発覚した場合、ネットワーク遮断や不審アプリの削除、認証情報の変更といった初期対応に加え、OSの更新や二段階認証などのセキュリティ対策も徹底しましょう。不安を感じた際は、速やかに専門機関やセキュリティの専門家に相談することを強く推奨します。

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