Microsoft Edgeの履歴が突然消えてしまった、閉じたタブを元に戻したい、過去の閲覧履歴を調査したい――このような場面は、業務や個人利用を問わず多くの人に起こり得ます。本記事では、Edgeの履歴の基本構造と保存場所、消失・削除される主な原因、復元の具体的な操作方法、そして法人利用時の注意点まで徹底解説します。
Edgeの履歴は単なる利便性の記録だけでなく、不正アクセスの兆候や業務記録の裏付けにも活用される重要なデータです。適切な方法で確認・復元し、必要に応じて証拠保全まで行うことが求められます。
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Edgeの履歴とは?保存場所や基本仕様の解説
Microsoft Edgeの閲覧履歴は、ユーザーが訪問したWebサイトの情報やアクセス日時などを記録したデータです。履歴情報は以下のように管理されています。
- 保存ファイルの形式: SQLite形式(Historyファイル)
- 格納場所:
C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Microsoft\Edge\User Data\Default
- 閲覧履歴の内容: 訪問URL、タイトル、アクセス時刻など
なお、Microsoftアカウントでログインしている場合は、設定次第ですがOneDriveと同期されていることもあります。
Edgeで削除または表示されない履歴が発生する原因
閲覧履歴が表示されなくなる原因はいくつかあります。主な要因は次の通りです。
- 履歴の手動削除(Ctrl+Shift+Delや設定から)
- プライベートブラウズ(InPrivate)での閲覧
- ブラウザやOSのアップデート時の不具合
- 他端末と履歴を同期しておらずローカルのみで管理していた場合
- 一時的なEdgeのクラッシュや強制終了
まずはこれらの消失原因を把握したうえで、状況に応じた復元方法を試みることが重要です。
閲覧履歴が表示されない・削除した履歴を復元する方法
Windowsの「ファイル履歴」やバックアップを使った復元
Edgeの履歴ファイル(History)はWindowsのファイル履歴やバックアップ対象に含まれていれば復元可能です。操作は以下の通りです。
ファイル履歴を使った復元手順
- 「コントロールパネル」→「ファイル履歴」を開く
- 「個人用フォルダー」→「AppData」→「Edge」フォルダを選択
- 過去日時に戻して「History」などのファイルを復元
- 復元後はEdgeを一度終了し、再起動して確認
システムの復元ポイントによる履歴ファイルの復元
Windowsのシステムの復元機能を使えば、履歴ファイルを含むEdgeの環境を過去の状態に戻すことも可能です。ただし、他の設定やファイルも巻き戻る点に注意が必要です。
システム復元による履歴復旧手順
- 「スタート」→「システムの復元」と検索
- 復元ポイントを選択し、履歴が消える前の日時に設定
- 復元を実行(PC再起動が発生)
- 完了後にEdgeを起動し、履歴が復元されたか確認
以上がEdgeの履歴復元方法です。ただし、Edgeの履歴が意図的に削除されている場合は、サイバー攻撃や社内不正に関連する証拠隠滅が行われた可能性があります。個人的に復元せずに、専門家に相談して証拠保全してもらいましょう。
Edgeの履歴復元時の注意点
閲覧履歴の復元は、個人プライバシーや企業コンプライアンスとも関わる行為です。次のような点に十分注意してください。
- 個人利用の場合: 他人のPCを勝手に操作・調査することは違法となる可能性あり
- 法人利用の場合: 就業規則や社内端末利用ポリシーに基づくことが必要
- 証拠性確保: 操作前に原本保存、ハッシュ値の記録などを実施
調査が社内トラブルや法的な対立に発展する可能性がある場合、証拠の真正性や中立性を保つためにも、デジタルフォレンジックの専門会社に相談するのが最も安全です。
特にEdgeの履歴ファイルのように技術的な取り扱いが求められるデータは、操作を誤ると証拠能力を失う恐れもあるため、早い段階で専門業者に調査を依頼することをおすすめします。
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まとめ
Microsoft Edgeの履歴は、業務の記録や不正アクセスの検出に不可欠な情報です。削除された履歴も状況次第で復元可能ですが、方法によってはリスクを伴うため、目的と適法性を十分に確認することが重要です。
法人環境における調査や証拠保全には、専門業者の活用が最も安全で確実です。トラブル発生時は、早期にデジタル証拠の保全を行い、適切な対応を進めてください。