フィッシングサイトは、正規のサイトに似せて作られた偽サイトで、ユーザーの個人情報やクレジットカード情報を不正に取得しようとします。単にサイトを見る・アクセスするだけではリスクは比較的低いものの、そこで個人情報を入力したり、不正アプリをダウンロードすることで初めて深刻なインシデントが発生します。
フィッシング詐欺の被害は急速に拡大しており、誰にでも起こり得る身近な脅威です。本記事ではフィッシングサイトを判別する方法を解説します。
もしフィッシングサイトにアクセスし、情報入力やアプリインストールを行ってしまった場合は、早期に専門のフォレンジック調査会社に相談し、被害の有無と影響範囲を確認することをおすすめします。
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フィッシングサイトを判定する3つの方法
フィッシングサイトとは、正規のウェブサイトを装って個人情報やクレジットカード情報などを騙し取る詐欺サイトです。詳しくは以下の記事をご覧ください。
フィッシングサイトを判定する3つの方法は以下の通りです。
URLを慎重に確認する
フィッシングサイトは、正規サイトと似たドメイン名を使用していることが多く、一見すると本物に見える場合があります。例えば、「amazon.co.jp」ではなく「amaz0n.co.jp」のように、数字の「0」をアルファベットの「o」と似た形で使うことがあります。
URLを確認する際は、スペルやドメインの末尾が正しいかを慎重にチェックしましょう。
メールやメッセージの内容を疑う
皆さんは、不審なメールやSMSに記載されたリンクを、安易にクリックしてはいけません。特に「アカウントが停止されました」「緊急の確認が必要です」といった文言には細心の注意を払う必要があります。また、皆さんが受信したメッセージの送信元アドレスや文体に不自然な点がある場合は、そのリンク先がフィッシングサイトである可能性が高いため、アクセスしないようにしてください。
セキュリティソフトやブラウザの警告を活用する
多くのセキュリティソフトやブラウザには、危険なサイトを警告する機能が備わっています。警告が表示された場合は、アクセスを中止することが安全です。また、セキュリティソフトやブラウザは常に最新の状態に保つことが重要です。
それ以外の見分け方については、以下の記事で解説していますので、こちらをご覧ください。
フィッシングサイトは、リンクをクリックしただけでは通常被害は発生しません。実際にリスクが生じるのは、個人情報やパスワードの入力、不正アプリやファイルのダウンロード・実行時です。
こうした操作をしてしまった場合は、すぐにパスワード変更やアカウント停止を行い、専門のフォレンジック調査会社へ相談してください。調査は証拠保全と原因特定を行い、被害拡大を防ぎます。
判定ツール一覧と使い方
判定ツール一覧と使い方については以下の通りです。
主なフィッシングサイト判定ツール紹介
以下のようなツールが、フィッシングサイトの判定に役立ちます。
- Google セーフブラウジング
Googleが提供する警告機能で、訪問したウェブサイトが危険かどうかをリアルタイムでチェックできます。Chromeや他のブラウザで利用可能です。ただし、新規のフィッシングサイトは検知から漏れる可能性があります。 - PhishTank
ユーザー報告に基づくフィッシングサイトのデータベースです。サイトのURLを検索して、そのサイトがフィッシングかどうかを確認できます。 - Norton Safe Web
Nortonが提供するサイト評価ツールで、ウェブサイトの安全性を評価し、危険なサイトには警告を表示します。 - Trend Micro Site Safety Center
URLを入力してサイトの安全性を判定します。フィッシングサイトや危険なコンテンツを事前に確認できます。
各ツールの使い方と特徴
調べたいURLを入力するだけで、サイトの安全性を簡単に確認できます。例えば、Google セーフブラウジングでは、リアルタイムでサイトの危険性をチェックできます。PhishTankは、ユーザーからの報告をもとに判定しており、特に英語圏のサイトに強い特徴があります。
判定結果の見方と注意点
「安全」「危険」「不明」などの判定結果が表示されます。「不明」や「判定不能」となった場合でも、安易にアクセスせず、他のツールを併用して確認することをおすすめします。これらのツールは100%の精度を保証するものではないため、最終的な判断は慎重に行いましょう。
判定後に取るべき行動
以下が判定後に取るべき行動の一覧です。
アクセスしてしまった場合の初期対応
万が一アクセスしてしまった場合は、すぐに端末のインターネット接続を切り、セキュリティソフトでフルスキャンを実施してください。また、入力してしまった情報(パスワードやクレジットカード番号など)がある場合は、速やかに変更や停止手続きを行う必要があります。
関係機関への報告・相談
被害が疑われる場合は、以下のような機関に相談・報告してください。
- 警察(サイバー犯罪相談窓口)
サイバー犯罪に関する相談を受け付けています。被害に遭った場合は早急に連絡することが重要です。 - 消費者庁
フィッシング詐欺に関する情報提供や相談を受け付けています。被害拡大を防ぐためにも連絡が推奨されます。 - フィッシング対策協議会
フィッシングサイトの情報を共有し、対策を講じる団体です。被害を報告することができます。
今後被害を防ぐための対策
日常的なセキュリティ習慣を身につけることで、サイバー犯罪の被害を大幅に減らすことができます。
- 定期的にパスワードを変更する
定期的にパスワードを変更し、使い回しを避けることで、アカウントの安全性が向上します。 - 二段階認証を設定する
二段階認証を有効にすることで、万が一パスワードが漏れても、アカウントを守ることができます。 - セキュリティソフトを常に最新に保つ
セキュリティソフトを定期的に更新し、最新の脅威に対応できるようにしておきましょう。 - 怪しいリンクを不用意にクリックしない習慣をつける
不審なメールやメッセージに含まれるリンクはクリックせず、URLを慎重に確認する習慣をつけましょう。
フィッシングサイトは、リンクをクリックしただけでは通常被害は発生しません。実際にリスクが生じるのは、個人情報やパスワードの入力、不正アプリやファイルのダウンロード・実行時です。
こうした操作をしてしまった場合は、すぐにパスワード変更やアカウント停止を行い、専門のフォレンジック調査会社へ相談してください。調査は証拠保全と原因特定を行い、被害拡大を防ぎます。
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まとめ
フィッシングサイトにアクセスすると、個人情報や金銭的な被害を受ける危険があります。フィッシングサイトを判定するには、URLやメール・メッセージ内容を慎重に確認し、セキュリティソフトやブラウザの警告を活用することが大切です。また、フィッシングサイト判定ツールを使うことで、より確実に安全性をチェックできます。
万が一、フィッシングサイトにアクセスしてしまった場合は、すぐに初期対応を行い、関係機関に報告しましょう。その後は、パスワード変更や二段階認証の設定などで、再発防止のための対策を講じることが重要です。
それでも被害が広がったり、自力での対応が難しい場合は、専門のフォレンジック調査会社に相談することをおすすめします。専門家による調査と対応で、迅速な解決と再発防止が可能です。