インターネット使用の増加に伴い、インターネット上で利用する「IPアドレス」が悪意ある第三者に乗っ取られる事件が増えています。
ipアドレスが乗っ取られると、個人情報が漏えいしたり気付かないうちに他のサイバー攻撃への踏み台となる可能性があるので、早めに専門業者に相談することがおすすめです。
本記事では、IPアドレスの概要から、IPアドレス乗っ取りの危険性と対処法、対策について解説します。
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IPアドレスとは?
IPアドレスとは、インターネットやローカルネットワーク上のPCやスマートフォンなどの機器に割り当てられる「識別番号」で、ネットワーク上での「住所」のような役割を果たします。以下について説明します。
IPアドレスは乗っ取られるのか?
IPアドレスそれ自体が“乗っ取られる”というより、ルーターやネットワーク機器の設定、アカウントの不正利用によって、IPアドレス自体が“悪用される”状態を指します。
IPアドレスが知られることで攻撃者に攻撃の標的にされ、不正アクセスやサイバー攻撃を受けるリスクが高まります。
どのように乗っ取られるか
IPアドレスが悪用される典型的な手法には以下のようなものがあります
- ルーターやWi‑Fiの脆弱性を突かれることで、設定を改ざんされる
- マルウェア感染により、機器のネットワーク情報が改変される
- 公開サービス(NASやカメラなど)への不正アクセスで拠点にされてしまう
- 踏み台(プロキシ化)にされ、あなたのIPを通じて違法行為などに利用される
以上のように、攻撃者は様々な手法で攻撃してくるので、自力の対応は不十分である可能性があります。IPアドレスを乗っ取られた疑いがある場合は、攻撃経路や被害範囲を把握して適切な対応を行うため専門業者に相談することがおすすめです。
IPアドレス乗っ取りの危険性は?
IPアドレスが乗っ取られると情報漏洩や他サイバー攻撃への踏み台になる危険性があります。特に、IPアドレス第三者に悪用されると主に以下のような被害が起こる可能性があります。
- スパムメールが送信される
- 掲示板・Webサービスでの不正書き込みと見なされる
- プロバイダからアクセス制限や契約停止を受けることがある
- 最悪の場合、法的な責任追及や警察の捜査対象になる可能性がある
IPアドレスが第三者に知られた時の危険性と対策の詳細は以下の記事で解説します。
IPアドレスが乗っ取られたか確認する方法
IPアドレスが乗っ取られたか確認する有効な方法は主に以下の通りです。
ログイン履歴の確認
利用中のメール、SNS、オンラインサービスの『ログイン履歴』を開き、以下を手順でチェックしてください。
- ログイン履歴ページを開く(例:「設定」→「アクティビティ」など)
- 自分が使用した覚えのないIPや国・地域からのアクセスがないか確認する
- 不審なアクセスがあればスクリーンショットを取得し、安全な場所に保存する
履歴の記録から疑わしいアクセスが表示された場合、IPが乗っ取られた可能性が高まります。
パスワード変更通知やアカウントロック情報の確認
以下の通知がされた場合IPアドレスを乗っ取られた可能性があります。
- 心当たりのないパスワード変更通知
- ログイン失敗によって自動的にアカウントがロックされた通知
通知内に記載された機器情報やアクセス日時を控えておき、必要に応じて問い合わせる準備をしましょう。
ネットワーク監視ツールの利用
ルーターの管理画面や専用セキュリティソフトで、接続中の端末一覧や通信状況を確認してください。
- ルーターの設定画面にログイン(例:「192.168.1.1」をブラウザに入力)
- 「接続デバイスの一覧」や「DHCPクライアント一覧」などを開く
- 不明なMACアドレスやデバイス名がないか確認する
- 不審な機器があれば、MACアドレスをメモして接続拒否リストに登録する
以上の手順通りにチェックすると、不正に接続された機器があるかどうか確認することができます。
もし、以上の方法でIPアドレスを乗っ取られた恐れがある場合は被害を最小限に抑えるため専門業者に相談することをおすすめします。
IPアドレスが乗っ取られた時の対処法は?
IPアドレスが乗っ取られた疑いがある場合、以下対処法が求められます。
【最優先】ネットワーク接続の遮断
被害拡大を防ぐため、まずはネットワークから物理的に切断してください。
- Wi‑Fiの場合はルーターの電源スイッチをオフにする
- 有線LANの場合はケーブルを抜く
- 無線LAN設定があるなら、デバイス側でWi‑Fiをオフにする
ネットワークを切断することにより、不正送信や踏み台利用を物理的に止められます。
パスワードの変更
IPアドレスと関連したアカウントの乗っ取りを防ぐため、パスワードを変更してください。
- ルーター管理画面などにログインできる画面を開く
- 「管理者パスワード」や「Wi‑Fiパスワード」の変更ページを探す
- 新しいパスワードは長く、英数字+記号を混ぜた使い回しのないものに設定する
- メール、SNS、クラウドなど他のサービスのパスワードも同様に変更する
パスワードの使いまわしは避け、すべてユニークなものを用意してください。
セキュリティソフトで端末をスキャン
IPアドレス乗っ取りの原因がマルウェア感染である可能性があります。以下の手順を実行してください。
- セキュリティソフト(Windows Defenderや市販製品)を最新版に更新
- フルスキャンを選び、全ストレージ・実行プロセスをチェックする
- 検出されたマルウェアがあれば「駆除」または「隔離」を実施する
- スキャン後、再度全体のログとネットワーク状況を確認する
感染の有無を確認するため、フルスキャンは必ず実施しましょう。
【グローバルIPの場合】IPアドレスの変更
自宅やビジネスで固定グローバルIPを使っている場合は、プロバイダへの依頼でIPを変更できます。
- プロバイダのサポートページや電話窓口にアクセスする
- 「グローバルIPの再設定」や「IP変更希望」の旨を伝える
- 新しいIPアドレスがいつから適用されるか確認し、記録する
- 変更後、再度接続状況やログをチェックする
IPを変更し、悪用された履歴を切り離すことが重要です。
専門業者に相談する
IPアドレス乗っ取りが起きた場合、社内や個人での対応で完結させるのは、不十分な対応になる可能性があります。自力での判断・対応が難しい場合は、被害経路や範囲を専門的に調査するフォレンジック調査専門業者に相談することが有効です。
フォレンジック調査でできることは以下になります。
- 不審なリモートアクセスのログやマルウェア実行履歴の復元
- 削除・隠蔽されたファイルの復元
- 通信履歴・IPアドレスの追跡による攻撃元の特定
- 漏えいした可能性のあるデータやその範囲の明確化
フォレンジック調査では、パソコンやネットワークの使用履歴、アクセスログ、不審なファイルの痕跡などを専用ツールで解析し、情報漏えいの有無や被害の全容を明らかにします。調査結果は、企業内の対応指針や法的手続きにおいても非常に重要な役割を果たします。
適切な対応で、被害を最小限に抑えるためには専門のフォレンジック調査会社に相談しましょう。
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