「PS Vitaのメモリーカードに保存していたセーブデータが消えた」「カードを差しても認識されない」といったトラブルは、ゲームユーザーにとって非常に深刻な問題です。ゲームの進行データやスクリーンショット、大切な思い出が詰まったデータを失う前に、正しい対応が求められます。本記事では、PS Vitaのメモリーカードでデータ復元が必要となる原因と、状況に応じた対処法をわかりやすく解説します。
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PS Vitaメモリーカードのデータが消える主な原因
突然メモリーカードが読み込めなくなったり、データが消えてしまったように見える場合には、さまざまな原因が考えられます。放置すると、データが上書きされたり、復旧が困難になる恐れがあります。
下記は、PS Vitaメモリーカードでデータ復旧が必要になる代表的なシチュエーションです。
データの誤削除・フォーマット
セーブデータや画像、音楽ファイルなどを誤って削除してしまったり、初期化のつもりでメモリーカードをフォーマットしてしまった場合、データが消失することがあります。フォーマット後もすぐに書き込みを行わなければ、復元の可能性が残されています。
カードが認識されない・エラーが表示される
PS Vitaにカードを差し込んでも「メモリーカードが見つかりません」や「フォーマットしてください」と表示されるケースでは、論理障害や軽度なファイルシステムの破損が疑われます。誤った操作は状況を悪化させる可能性があります。
保存されていたデータが消えている・読み込めない
明らかに保存していたはずのデータが見当たらなかったり、ゲームのセーブデータが読み込めないといったトラブルは、ソフトウェアのエラーやファイル破損が原因になっている可能性があります。
物理的な故障・寿命・異音・熱による障害
長年使用しているメモリーカードでは、経年劣化によって物理的な障害が発生することがあります。さらに、頻繁な抜き差しや落下、水濡れ、高温環境での使用は、故障リスクを高める要因となります。
このようなトラブルが起きた場合、自己判断で操作を進めてしまうと状況を悪化させる恐れがあるため、データ損失のリスクを最小限に抑えるには、専門的な知識に基づく適切な対処が重要になります。
自力で修復する場合のリスク
自力で破損を修復しようとすると、誤った操作により状態が悪化し、復旧が困難になるリスクがあります。データ構造は非常に複雑で、知識がないまま操作すると、ファイルシステムがさらに破損したり、必要なデータが上書きされてしまうこともあります。適切な手順を踏まずに復元ソフトなどを使用すると、取り返しのつかないデータ損失につながる可能性もあるため、慎重な対応が求められます。

▶ 誤った操作でファイル構造を壊してしまう
▶ 不適切な復元処理でデータが上書きされてしまう
▶ 専門知識がないまま対応し状態を悪化させてしまう
ストレージデバイスの自力での修復は非常に難しく、誤った方法で作業を進めると、データが完全に失われるリスクがあります。安全にデータを復旧させたい場合、データ復旧業者に依頼することが確実です。編集部が厳選したおすすめ業者は下記のボタンからご参照ください。
PS Vitaメモリーカードのデータ復元方法
以下では、PS Vitaメモリーカードのデータが消えたときに試すべき復元方法を紹介します。誤った操作を避け、データの復旧率を上げるためにも、順を追って対応しましょう。
データベースの再構築を試す
PS Vitaに起因する一時的なエラーやファイル読み込みの不具合は、「セーフモード」からのデータベース再構築によって改善する可能性があります。これはシステム設定のリフレッシュに相当し、軽度の不具合であれば有効な手段です。
- システムエラーが原因の場合に有効
- セーブデータそのものの修復ではない点に注意
データベース再構築の手順
- PS Vitaの電源を完全にオフにする
- 「Rボタン」「PSボタン」「電源ボタン」を同時に長押ししてセーフモードを起動
- 表示されたメニューから「5.データベースを再構築する」を選択
- 完了後、再起動してメモリーカードを読み込むか確認
PC用データ復元ソフトを利用する
誤削除や軽度な論理障害であれば、PCで復元ソフトを利用してメモリーカードからデータを取り出せる場合があります。必ず上書き防止のために、復元先はメモリーカード以外の場所を指定してください。
- EaseUS、Recuva、Recoveritなどの復元ソフトが利用可能
- カードリーダーでPCに接続してスキャン
PCでの復元ソフト使用手順
- カードリーダーにPS Vitaのメモリーカードを装着し、PCに接続
- 復元ソフトを起動し、対象ドライブとしてメモリーカードを選択
- スキャンを実行し、復元可能なデータを確認
- 保存先をPCのローカルストレージに指定して復元
バックアップがあればリストアする
事前にPCやPS3などでバックアップを取っていた場合は、「コンテンツ管理」アプリを使って復元することが可能です。ただし、バックアップ作成時点の状態に戻るため、最新のデータは含まれないことがあります。
- PS3またはPCからの復元が可能
- 定期的なバックアップの重要性を再認識
バックアップからの復元手順
- PS VitaをPCまたはPS3にUSB接続
- 「コンテンツ管理」アプリを起動
- 「バックアップから復元」を選択し、該当バックアップを指定
- 復元完了後、データが戻っているか確認
専門業者に相談・依頼する
ここまでの対処法を試しても改善できなかった場合、機器に重大なエラーや物理的な故障が生じている可能性が高いです。この場合、続けて使用すると損傷がひどくなり、復旧できなくなる可能性があります。さらに、自力で分解したり復旧作業を行うのも状態が悪化するケースが多いです。少しでもデータを失いたくない方は速やかに専門業者に相談することをおすすめします。
おすすめのデータ復旧専門業者
データ復旧の専門業者を選ぶときには以下の項目が特に重要です。
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さまざまなメーカーや機種に対応できるかをチェックしましょう。
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費用がかかる前に復旧の可能性や状態を確認でき、リスクを減らせます。
▶ 最先端の復旧技術と設備を備えている
特に物理障害の場合、クリーンルームでの対応が可能かを確認することが重要です。
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まとめ
ストレージ機器に物理障害が発生している状態で、むやみに通電や再起動、フリーソフトの使用、分解などを行うと、状況が悪化し、復旧の難易度が大きく上がることがあります。特にHDDやSSDは精密機器であり、ちょっとした刺激や誤操作でも内部パーツが傷ついたり、データが上書きされたりして、最終的に復旧不可能になるリスクもあります。誤った対処で大切なデータを失ってしまう前に、まずは専門業者への相談をおすすめします。