Windows10を使っていて「メモ帳が見つからない」「ファイルが消えた」と感じたことはありませんか?これは単なる見落としではなく、OSの設定変更やアップデート、ユーザーの操作ミス、アプリの構造変化など複数の要因によって起こるトラブルです。本記事では、メモ帳アプリ自体が消えたケースと、メモ帳で保存していた.txtファイルが見つからないケースに分けて、原因と解決方法を詳しく解説します。
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Windows10で「メモ帳が消えた」と感じる主な原因
メモ帳が使えなくなる原因は、アプリ本体の削除やシステム設定の変更だけでなく、ファイルの見失いや保存ミスなども含まれます。まずは以下の原因を確認し、現在の状態を把握しましょう。
Windows Updateや設定変更によるアプリの消失
Windows10のバージョンによっては、「メモ帳」がオプション機能として分類されており、アップデートや設定変更の際に自動的にアンインストールされることがあります。
ユーザーの誤操作・誤削除
デスクトップ上のショートカットやスタートメニューのピン留めを削除しただけで「メモ帳が消えた」と感じるケースもあります。また、.txtファイルを誤って削除してしまうことも原因の一つです。
Microsoft Store関連の問題
最近のWindowsでは、メモ帳がMicrosoft Store経由で管理されるようになっており、ストアの更新失敗や同期不良が原因でメモ帳が表示されなくなることがあります。
コマンド操作によるアンインストール
PowerShellやDISMなどでアプリ管理をしている際、意図せずメモ帳を削除してしまうことがあります。
ファイル未保存やシステムエラー
編集中に保存しないまま終了したり、PCの強制終了やアプリのクラッシュが起きた場合、一時ファイルが削除されて編集内容が失われることがあります。特に、自動保存が有効になっていない設定のままだと、復元の手段が限られるため注意が必要です。
こうしたトラブルでは、原因を正確に見極めることで、適切な対応につなげることができます。そのためには、ファイルの保存場所や使用していたソフトの状況などを整理し、まずは専門的な診断を受けることが重要です。
自力で修復する場合のリスク
自力で破損を修復しようとすると、誤った操作により状態が悪化し、復旧が困難になるリスクがあります。データ構造は非常に複雑で、知識がないまま操作すると、ファイルシステムがさらに破損したり、必要なデータが上書きされてしまうこともあります。適切な手順を踏まずに復元ソフトなどを使用すると、取り返しのつかないデータ損失につながる可能性もあるため、慎重な対応が求められます。

▶ 誤った操作でファイル構造を壊してしまう
▶ 不適切な復元処理でデータが上書きされてしまう
▶ 専門知識がないまま対応し状態を悪化させてしまう
ストレージデバイスの自力での修復は非常に難しく、誤った方法で作業を進めると、データが完全に失われるリスクがあります。安全にデータを復旧させたい場合、データ復旧業者に依頼することが確実です。編集部が厳選したおすすめ業者は下記のボタンからご参照ください。
メモ帳が使えないときの具体的な対処法
ここでは、「アプリが消えた場合」と「ファイルが見つからない場合」の2パターンに分けて、復元方法を順に解説します。
Windowsの「オプション機能」から再インストールする
メモ帳が完全に見つからない場合は、オプション機能から再度インストールすることで復活できます。
オプション機能での再インストール手順
- 「設定」→「アプリ」→「オプション機能」を開く
- 「機能の追加」をクリック
- 検索欄に「メモ帳」または「Notepad」と入力
- 一覧に表示された「メモ帳」を選び、「インストール」をクリック
- インストール後、再起動またはサインインし直すと利用可能
Microsoft Storeからインストールする
ストア版のメモ帳が利用されている環境では、Microsoft Storeから再インストールできます。
Microsoft Storeからの手順
- Microsoft Storeを開く
- 検索ボックスに「メモ帳」または「Windows Notepad」と入力
- 該当アプリが表示されたら、「インストール」をクリック
- インストール後、「スタートメニュー」から起動を確認
PCやエクスプローラーを再起動する
アップデートや一時的なバグによって表示されない場合、PCの再起動やエクスプローラーの再起動で解消することがあります。
再起動の手順
- Ctrl + Shift + Escでタスクマネージャーを開く
- 「エクスプローラー」を選択し「再起動」
- またはPC自体を「再起動」して確認
- 右クリックメニューの「新規作成」にメモ帳が戻るか確認
ゴミ箱を確認する(.txtファイルの消失)
作成した.txtファイルが見つからない場合、誤って削除した可能性があります。まずはゴミ箱を確認しましょう。
ゴミ箱の確認手順
- デスクトップ上の「ゴミ箱」アイコンをダブルクリック
- ファイル名または「*.txt」で絞り込み
- 見つかったファイルを右クリックし「元に戻す」を選択
「ドキュメント」フォルダやPC全体を検索する
メモ帳で保存した.txtファイルは、既定で「ドキュメント」フォルダに保存されるため、ファイル検索を試してみてください。
PC内検索の手順
- エクスプローラーを開く
- 右上の検索窓に「*.txt」と入力して検索
- 保存日時やキーワードで絞り込み
- 「ドキュメント」フォルダを重点的に確認
AppDataフォルダの一時ファイルから復元を試みる
保存せずにクラッシュした場合、AppData配下のTempフォルダに一時ファイルが残っている可能性があります。
一時ファイルの確認手順
- エクスプローラーで「C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Local\Temp」にアクセス
- 日付を確認し、該当日時のファイルを開いて内容を確認
- 必要なファイルは別の場所へ保存
データ復元ソフトを使って復元する
完全に削除されてしまった場合でも、RecuvaやEaseUSなどのデータ復旧ソフトを使えば、削除・上書きされた.txtファイルの一部を復元できる可能性があります。
復元ソフトの利用手順
- 信頼できる復元ソフト(Recuvaなど)をインストール
- スキャン範囲を「ドキュメント」や削除されたドライブに指定
- ファイル種類で「ドキュメント」または「.txt」を選択
- 見つかったファイルをプレビューし、別ドライブに保存
専門業者に相談する
ここまでの対処法を試しても改善できなかった場合、機器に重大なエラーや物理的な故障が生じている可能性が高いです。この場合、続けて使用すると損傷がひどくなり、復旧できなくなる可能性があります。さらに、自力で分解したり復旧作業を行うのも状態が悪化するケースが多いです。少しでもデータを失いたくない方は速やかに専門業者に相談することをおすすめします。
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特に物理障害の場合、クリーンルームでの対応が可能かを確認することが重要です。
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まとめ
ストレージ機器に物理障害が発生している状態で、むやみに通電や再起動、フリーソフトの使用、分解などを行うと、状況が悪化し、復旧の難易度が大きく上がることがあります。特にHDDやSSDは精密機器であり、ちょっとした刺激や誤操作でも内部パーツが傷ついたり、データが上書きされたりして、最終的に復旧不可能になるリスクもあります。誤った対処で大切なデータを失ってしまう前に、まずは専門業者への相談をおすすめします。