口座を不正利用されたら?対処法と再発防止策5選を紹介

銀行口座の不正利用被害は日々増加しています。口座の不正利用は予告なく発生し、気づいたときには預金が引き出されているケースも少なくあるので適切に対処することが重要です。

本記事では、口座を不正利用された時、被害を最小限に抑えるための対処法と再発防止のための対策を詳細に解説します。

不審な取引履歴や残高の異常、ログイン履歴の変化に気づいたら、即時の対処と原因究明が不可欠です。被害を最小限に抑えるためには専門業者に相談することをおすすめします。

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口座を不正利用された時の対処法

口座の不正利用に気づいた場合、有効な対処法は以下の通りです。

【最優先】銀行に連絡する

口座の不正利用に気づいたら、最初に行うべき行動は銀行への緊急連絡です。以下の手順を参考にしてください。

  1. 通帳やアプリで不審な取引を確認したら、すぐに銀行の「ご相談窓口」へ電話します。
  2. 本人確認を行い、事情を詳しく説明してください。
  3. オペレーターに依頼して、口座の一時凍結を行いましょう。

警察に被害届を提出する

銀行に連絡後、次は最寄りの警察署に被害届を提出することが重要です。口座の不正利用は犯罪行為であり、被害の正当性を示すためにも公的機関への通報が欠かせません。また、被害届を提出は被害補償にもつながります。

以下を参考にしてください。

  • 最寄りの警察署に直接出向くか、事前に電話で相談します。
  • 必要書類(本人確認書類、通帳、アプリのスクリーンショットなど)を用意して提出します。
  • 「犯罪被害届出証明書」を発行してもらいます(補償手続きに使用される場合があります)。

被害届提出の詳細とセキュリティ対策の詳細は以下の記事で解説します。

>>【クレジットカードの不正利用】被害届の手続きとセキュリティ強化ポイント

証拠を収集し、原因を特定する

口座の不正利用は、不正アクセスによる情報漏洩が原因となっているケースが多く見られています。そのため、被害の範囲や原因を明らかにすることは、公的機関への報告や補償の手続き、そして今後の再発防止においても非常に重要です。

自力での対応には限界があるため、どのような情報が漏えいしたかを正確に把握する必要がある場合には、フォレンジック調査によるデータ収集と分析が不可欠です。

フォレンジック調査でできることは以下になります。

  • 不審なリモートアクセスのログやマルウェア実行履歴の復元
  • 削除・隠蔽されたファイルの復元
  • 通信履歴・IPアドレスの追跡による攻撃元の特定
  • 漏えいした可能性のあるデータやその範囲の明確化

フォレンジック調査では、パソコンやネットワークの使用履歴、アクセスログ、不審なファイルの痕跡などを専用ツールで解析し、情報漏えいの有無や被害の全容を明らかにします。調査結果は、企業内の対応指針や法的手続きにおいても非常に重要な役割を果たします。

適切な対応で、被害を最小限に抑えるためには専門フォレンジック調査会社に相談しましょう。

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情報漏洩サイバー攻撃といった、幅広いインシデントに対してフォレンジック調査を行っている専門会社をご紹介します。

こちらの業者は、相談件数が39,000件を超え、民間の調査会社でありながら官公庁や大手企業との取引実績も多く信頼できるため、幅広い調査に対応していておすすめです。もちろん法人だけでなく、個人のハッキングやサポート詐欺調査などの相談も受け付けています。

まずは無料で相談・見積りまで行ってくれるようなので、不安な方は一度相談してみるとよいでしょう。

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規模が大きな調査会社でありながら、個人端末のハッキング調査不正アクセス調査などの実績もあるようですし、24時間365日の相談体制、ニーズに合わせたプランのカスタマイズなど、サービスの利用しやすさも嬉しいポイントです。

ハッキング調査以外にも幅広い調査に対応しているだけでなく、ケースごとに専門チームが調査対応を行っているとのことで、高品質な調査が期待できます。さらに、警察への捜査協力も行っているなど、信頼がおける専門業者です

相談・見積りを無料で行っているので、まずは電話かメールで問合せをしてみることをおすすめします。

【5選】口座不正利用を防ぐための再発防止策

不正利用の被害に遭った後は、今後同じ被害に遭わないためのセキュリティ対策を備えることが重要です。以下の対策を実施することで、攻撃者からの侵入リスクを大幅に減らすことができます。

多要素認証を設定する

パスワード単体での認証では、フィッシング詐欺などで情報を盗まれた場合、容易に突破されてしまいます。以下を参考にして多要素認証を設定してください。

  • 利用中のネットバンキングや銀行アプリの設定画面を開きます。
  • 「セキュリティ」や「ログイン設定」などの項目を選び、「2段階認証」または「多要素認証」をオンにします。
  • SMSコード、ワンタイムパスワード、認証アプリなどを設定します。

フィッシング詐欺の手口と対策に関しては以下の記事で解説します。

>>フィッシング詐欺とは?手口・被害・対策を徹底解説

OSやアプリ、ウイルス対策ソフトを常に最新に保つ

古いバージョンのソフトウェアには、不正アクセスにつながる脆弱性が存在している可能性があるため、攻撃者の格好の標的になります。以下を参考にして最新状態にアップデートしてください。

  1. Windowsなら「設定>更新とセキュリティ」、macOSなら「システム設定>ソフトウェアアップデート」にアクセスします。
  2. 「今すぐアップデート」をクリックして最新バージョンへ更新します。
  3. 同様に、使用しているセキュリティソフトも、手動でアップデートを確認します。

フィッシングメール・怪しいリンクを開かない

攻撃者は、銀行を装った偽メールやSMSで個人情報を盗もうとします。以下を参考にしてメールやリンクをチェックしてください。

  • 不審な送信元アドレスやリンクURL
  • 変に改ざんされているURLのドメイン(例:「bank.co.jp」ではなく「bank-co.jp」など)
  • 疑わしい場合は、公式アプリや銀行公式サイトから直接ログインし、情報を確認します。

公共Wi-Fiの利用を避ける

無料で使えるWi-Fiは便利ですが、暗号化が不十分なことが多く、通信内容を盗聴されるなど情報漏洩につながるリスクがあります。以下を参考にしてください。

  • 空港・カフェなどのフリーWi-Fiに接続しているときは、口座へのアクセスや振込操作を控えましょう。
  • どうしても利用する場合は、VPNサービスを通じて接続します。
  • 作業を終了した後は、Wi-Fi設定から「このネットワーク設定を削除」しておきましょう。

VPNの運用を誤ると逆に脆弱性にもなりかねないので注意が必要です。

銀行公式アプリ・正規サイトのみを利用する

検索エンジン経由でアクセスすると、偽サイトに誘導されるケースがあります。つねに、銀行公式アプリ・正規サイトであるか確認して利用しましょう。以下を参考にしてサービスを利用してください。

  • アプリストア(App Store / Google Play)で、銀行名を正しく検索し、公式アプリをインストールします。
  • スマホやブラウザのブックマークに、正規のURL(https://www.xxx-bank.co.jp など)を登録しておきます。
  • SMSやメールに記載されたURLはクリックせず、ブックマークから直接アクセスする癖をつけましょう。

まとめ

口座不正利用の被害に遭った際には、有効な対処法として銀行への即時連絡、警察への届け出、原因や被害範囲の究明が不可欠です。

加えて、多要素認証やアップデート習慣などのセキュリティ対策を徹底することで、再び被害に遭う可能性を大きく減らせます。

被害の原因や範囲把握したいと思う時、自力での対応に困っている場合は専門業者に相談してください。

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