インターネット通販やオンライン取引が広がる一方で、偽ショッピングサイトや詐欺サイトによる被害が増加しています。
こうした状況の中で注目されているのが「SAGICHECK(サギチェック)」です。国内外の詐欺サイト情報をデータベース化し、URLを入力するだけで「安全」「警戒」「危険」といった危険度を判定できる無料サービスです。
本記事では、SAGICHECKの概要や必要とされる背景、主な機能や使い方、利用する際の注意点について解説します。
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SAGICHECKとは
SAGICHECK(サギチェック)は、偽ショッピングサイトや詐欺サイトを見分けるための無料の判定サービスです。調べたいWebサイトのURLを入力するだけで、「安全」「警戒」「危険」の3段階でリスクをチェックできます。
国内外の信頼性あるデータベースと連携しており、専門知識がなくても直感的に使えるのが特徴です。Web版のほか、Google Chrome拡張機能にも対応しており、閲覧中のページを自動で判定することも可能です。
SAGICHECKの判定結果はあくまで参考情報です。最終的な判断はご自身で行ってください。特に新たな詐欺手口や未登録の詐欺サイトには対応しきれない可能性があるため、複数の視点からの確認を心がけましょう。
以下は主要機能を説明します。
警察も推奨する詐欺サイト判定ツール
SAGICHECKは、警察庁や消費者庁、日本サイバー犯罪対策センター(JC3)などの公的機関からも推奨されているツールです。そのため、「どの情報を信じればいいのか分からない」という方でも、安心して利用できるようになっています。
海外詐欺サイトにも対応可能なデータ連携
SAGICHECKは、日本国内の詐欺サイト情報に加え、欧州の「ScamAdviser(スキャムアドバイザー)」とデータ連携しています。この連携により、海外で確認された詐欺サイトの情報も一部取り込まれており、越境ECサイトや国外ドメインを含むWebサイトのリスク判定にも活用できます。
Chrome拡張機能で自動判定も可能
Google Chromeを利用している方は、SAGICHECKの拡張機能をインストールすることで、Webサイト閲覧時に自動的に判定が行われるようになります。もし詐欺の可能性があるサイトを開いた場合には、その場で警告が表示されるため、被害を未然に防ぐことができます。
日常のブラウジングや業務利用において、非常に心強い機能です。
なぜ今SAGICHECKが必要か
ネット通販やオンラインサービスの利用が日常化する中で、詐欺サイトの被害も年々深刻化しています。最近では見た目が本物そっくりな偽サイトも増えており、気づかないうちに被害に遭うケースも少なくありません。
SAGICHECKは、そうしたリスクから身を守るための最初のチェックポイントとして、大きな役割を果たします。
以下では、「なぜ今このタイミングでSAGICHECKのようなツールが必要とされているのか」の理由を説明します。
2025年も詐欺サイト被害が急増
2025年上半期だけでも、全国で1万件を超える詐欺サイトに関する被害が報告されています。この件数は、2024年7月に開催された「第28回サイバー犯罪に関するシンポジウム」において、一般財団法人 日本サイバー犯罪対策センター(JC3)の櫻澤課長が講演の中で明らかにしたものです。
警察庁や消費者庁も注意喚起を強化しており、ネット詐欺は社会全体の問題として無視できない状況となっています。
個人も企業も狙われている
詐欺のターゲットは個人だけではありません。最近では、実在する企業や団体の公式通販サイトと類似した構成の偽サイト(模倣サイト)が多数確認されており、利用者が誤って個人情報や決済情報を入力してしまう被害が増えています。
こうした模倣型の詐欺サイトは、企業や団体の信頼を損なうだけでなく、広範囲に被害を及ぼす可能性があります。特に、公共性の高い機関や大手事業者のような“信頼されやすい存在”を模倣するケースでは、利用者側の警戒も薄れがちであり、早期の発見と対策が求められます。
不正アクセスや情報漏洩後のフォレンジクス調査が必要
SAGICHECKは、詐欺サイトや偽サイトを事前にチェックするための強力なツールですが、100%の検知精度を保証するものではありません。
もし実際に偽サイトにアクセスしてしまったり、個人情報やログイン情報などを入力してしまった可能性がある場合には、その時点でのログやアクセス状況などを保存し、フォレンジック調査を行うことが重要です。
フォレンジック調査とは、サーバーや端末に残されたアクセスログや通信履歴などを専門的に解析し、情報漏洩や不正アクセスの有無、被害の範囲などを明らかにする調査手法です。証拠データ保全や原因特定、法的対応を見据えた対策として、近年あらゆる分野で必要性が高まっています。
>>フォレンジック調査会社を選ぶ際のポイントとは?費用や期間、おすすめの企業について徹底解説
特に企業や自治体などで情報漏洩や不正アクセスが疑われる場合、調査の遅れが被害拡大や信頼失墜につながる恐れがあります。被害の全容を正確に把握し、再発防止策を講じるためにも、専門機関による早期対応が求められます。
編集部おすすめ調査会社:デジタルデータフォレンジック(おすすめ度)
情報漏洩やサイバー攻撃といった、幅広いインシデントに対してフォレンジック調査を行っている専門会社をご紹介します。
こちらの業者は、相談件数が39,000件を超え、民間の調査会社でありながら官公庁や大手企業との取引実績も多く信頼できるため、幅広い調査に対応していておすすめです。もちろん法人だけでなく、個人のハッキングやサポート詐欺調査などの相談も受け付けています。
まずは無料で相談・見積りまで行ってくれるようなので、不安な方は一度相談してみるとよいでしょう。

費用 | ★見積り無料 まずはご相談ください |
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調査対象 | PC、スマートフォン、サーバ、外付けHDD、USBメモリ、SDカード、タブレット など |
サービス | 情報漏洩調査、ハッキング・不正アクセス調査、マルウェア・ランサムウェア感染調査、サイバー攻撃被害調査、退職者調査、労働問題調査、社内不正調査、情報持出し調査、横領着服調査、パスワード解除、データ改ざん調査、データ復元、デジタル遺品、離婚問題・浮気調査 など |
特長 | ✓累積ご相談件数39,451件以上 ✓国際基準をクリアした厳重なセキュリティ体制(ISO認証、プライバシーマーク取得済) ✓警視庁からの捜査協力依頼・感謝状受領の実績多数 |
デジタルデータフォレンジックは、国内トップクラスの調査力を有しており、累計3万9千件以上の豊富な実績があります。
規模が大きな調査会社でありながら、個人端末のハッキング調査、不正アクセス調査などの実績もあるようですし、24時間365日の相談体制、ニーズに合わせたプランのカスタマイズなど、サービスの利用しやすさも嬉しいポイントです。
ハッキング調査以外にも幅広い調査に対応しているだけでなく、ケースごとに専門チームが調査対応を行っているとのことで、高品質な調査が期待できます。さらに、警察への捜査協力も行っているなど、信頼がおける専門業者です
相談・見積りを“無料“で行っているので、まずは電話かメールで問合せをしてみることをおすすめします。
まとめ
SAGICHECKは、国内外の詐欺サイト情報をもとに開発された無料の判定ツールであり、警察やサイバー犯罪対策機関も推奨する信頼性の高いサービスです。
- URLを入力するだけで、詐欺サイトのリスクをすぐに確認できる
- Google Chromeの拡張機能を使えば、Web閲覧時に自動でチェック可能
- 「安全」判定でも油断せず、複数の視点からリスクを判断することが重要
インターネットを安全に使うためには、「アクセス前のチェック」が欠かせません。
SAGICHECKを日常的に活用することで、詐欺サイトから身を守るための“習慣”を身につけましょう。
SAGICHECKで事前にチェックしていても、被害に遭ってしまったり、Webサイトがなりすまし被害に使われていた場合には、被害範囲の特定と証拠の確保が必要になります。そんなときは、フォレンジック調査によって状況を正確に把握し、再発防止に活かすことが重要です。