2020年12月24日、スコットランド環境保護庁(SEPA)において、ハッカーグループによるランサムウェア被害が発生した。
被害状況
攻撃者は、「Conti」と呼ばれるハッカーグループ。
サイズは1.2GBで約4,000件ものデータがランサムウェアの対象となった。
データ内には、契約や商業サービス、戦略に関するものが含まれていた。
ハッカーに応じず
SEPAの最高経営責任者「Terry A’Hearn」氏は、「恐喝を目的とした危険な犯罪グループへの支払いに公的資金を使用することはない」、「複数の政府機関のパートナーと迅速に協力して、影響を受けた組織や個人の身元が判明したら連絡してサポートする」と明言。
これによりContiは、窃取した全てのデータをウェブサイトに公開することとなった
現在も攻撃の影響が続いているものの、洪水予測と警告サービスなどの公共サービス提供に大きな支障は出ていない。