7月17日世界屈指のセキュリティ企業「チェックポイント」社の調査で、Android OSをメインターゲットに感染流行し始めている新種のマルウェアを発見したとして情報公開しました。
大きな脅威になり得る新たなマルウェア「Agent Smith」
このマルウェアの特徴は、Androidスマホにインストールされているアプリを正規のバージョンから不正なものに入れ替え、これを皮切りに様々なサイバー攻撃に転用することができるとのことです。
また、Android OSの既存の脆弱性を突いて、ユーザーの許可なくアプリの使用権限変更や操作なども可能とのこと。
感染経路として確認されているのは、海外で人気のアプリのインストーラー「9Apps」を介して侵入するとのことで、現在インドやパキスタン、バングラデシュなどのアジアを中心に感染被害が出ている状況です。
このマルウェアは、「Agent Smith」と名付けられ、現時点での目的は金銭目的の広告をユーザーのスマホ上に表示させることとみられておりますが、今後その汎用性の高さから、大きな脅威になり得る可能性があるとして警戒が必要とのことです。
【参考URL】 より危険な目的に転用可能なAndroidマルウェアを発見 |