2022年4月中フィッシング対策協議会に寄せられた、フィッシング詐欺関連の事案を取りまとめたレポートが公開された。
レポート概要
当該レポートによると、フィッシング報告件数のトータルは92,094 件で、3月比で9,714 件増加していたという。
また、確認されたフィッシングサイトのURL件数は10,928 件で、3月比で 1,149 件増加、悪用されたブランド件数は101 件との結果が出ている。
4月中報告されたフィッシング事案の内、「au」と「au PAY」が全体の約22.4%を占め、メルカリ、Amazonが続く結果となっている 。
また、クレジットカードブランドや金融系も増加傾向にある中、新たに放送局を悪用する手口も確認されているという。
対策
フィッシング対策協議会は、対策として以下の方法を挙げている。
・インターネットサービス利用時は、公式アプリやブックマーク済みのURLアクセス
・各自メーラーの迷惑メールフィルターを適用
・SPFまたはDMARCによるドメイン認証を使ったアドレス保護を推奨
また、2月度から同協議会にはEmotetに関する相談も続いている状況を挙げ、長期間変更していないパスワードは変更し、使いまわしをしない対策を呼び掛けられている。
【参考URL】 2022/04 フィッシング報告状況 https://www.antiphishing.jp/news/info/202204.html |