旅行「Booking.com」不正アクセスで顧客情報流出の可能性 新たな宿泊予約受付を停止

オンライン旅行会社「Booking.com」において、不正アクセスによる情報流出被害が確認されている。

Booking.com社の宿泊予約情報管理システムを利用する「ホテルグランヴィア大阪」によると、不正アクセスが発覚したのは5月29日。
当該システムが第三者に不正アクセスされたことで、記録されていた顧客情報の流出の可能性が浮上。
流出した可能性のある顧客情報には、氏名や住所、電話番号、クレジットカード情報といった個人情報が含まれていたという。
また、システム内のチャットを経由してフィッシングサイトへ誘導するメッセージが送信される事態も確認されており、被害が拡大している。

ホテルグランヴィア大阪は、当該システムへのログインパスワードの変更を実施。
Booking.com社経由での新たな宿泊予約受付を停止した。
また、全顧客に不審なメッセージを受信した際は、本文中のURLへアクセスしないよう注意を呼び掛けている。

【参考URL】
【重要なお知らせ】不正アクセスによるお客様の個人情報流出の可能性と、フィッシングサイトに誘導するメッセージの配信についてのお詫びとお知らせ
https://www.granvia-osaka.jp/

【万が一不正アクセスの被害に遭った場合に相談できる専門家】

不正アクセス被害に遭った際、流出した情報や被害範囲の特定のため、サイバーセキュリティの専門家に相談することを推奨しています。サイバー犯罪の証拠や被害範囲調査には、フォレンジック調査が有効です。特に、Booking.comが提供する宿泊予約情報管理システムを使用していたホテル側は、自社のネットワークへの不正アクセス、情報漏えい有無を調査することが強く推奨されます。

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