【中災防】で2,388名の情報流出 委託先の人的ミス原因か

労働災害防止活動の促進を目的とする「中央労働災害防止協会(中災防)」において、メールの誤送信による情報流出が発生したとのこと。

概要

10月3日、中災防が主催する「第81回全国産業安全衛生大会」における注意事項を、参加者にメール送信時に問題が発生。
宛先設定を誤り、本来送信する参加者ではない別の参加者に送信している。
メール送信ならびに同大会受付管理に関する業務は、外部企業に委託していた。
中災防に「メール本文に他の参加者の所属及び氏名が記載されている」との問い合わせが入り問題が発覚している。

原因と影響

原因は、委託先企業のメール送信用リストの作成時の作業ミス。
送信先の参加者情報と宛先アドレスにずれが生じたことによるものと説明されている。
当該誤送信により、同大会参加者2,388名への影響が確認されている。
なお、流出した情報は参加者氏名および所属組織名で、その他個人情報は対象外とのこと。

対応

中災防は、10月3日同日に委託先企業にメール送信の停止および、誤送信先の参加者への謝罪メールを送るよう指示。
同時にヒューマンエラー防止のため、システム上の対策を講じるとしている。

【参考URL】
受託事業者による個人情報の流出(メールの誤送信)について
https://www.jisha.or.jp/index.html

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