業務効率化を支援するITサービスを行う「ラクス」は、全国の会社員600名を対象に「メールの誤送信」に関する調査を実施。
メール誤送信によるリスクや対策状況が明らかになっている。
調査結果、添付ファイルのミスが最も多いとされており、誤送信対策における人為的チェックの限界が浮き彫りになっている。
最も多い誤送信内容は「ファイルの添付し忘れ(50.7%)」、次いで「誤ったファイルの添付(35.3%)」と、添付関連のミスが目立っている。
また、10人に1人以上が「個人情報の流出」を経験しており、信頼失墜につながるリスクが明らかになったと報告されている。
誤送信に気付くタイミングとして、「送信後1分以内」が56.2%を占め、多くの人が送信直後に間違いを認識していることが分かっている。
メールソフトの送信取り消し機能がこうした誤送信のリカバリーに有効とされている。
対策方法に関する調査では、「自身での二重チェック(54.0%)」や「チェックリストの活用(30.0%)」が上位に上がっているものの、これらは担当者の注意に依存することから、根本的なヒューマンエラーの防止には限界があるとみられている。
調査結果を踏まえ、ラクスはメール誤送信防止の重要性を訴え、人為的対策とツール活用を組み合わせた「仕組みづくり」の必要性を提言している。