中学校で顔写真や家族構成など9100名分データ行方不明 盗難か?紛失か?【沖縄県】

沖縄県浦添市立の「港川中学校」で、生徒や保護者らの個人情報を保存した記録媒体が所在不明となった。
浦添市教育委員会は2026年3月13日に記者会見を開き、管理体制の不備を認めて謝罪している。

所在不明となっているのは、港川中学校の校務データを一時的に保存していたポータブルハードディスクで、生徒や卒業生、保護者ら約9100名分の個人情報が保存されていたという。
記録されていたデータとして、生徒と卒業生の氏名や成績、住所、顔写真、保護者の連絡先や勤務先、家庭調査票に記載された家族構成など、学校が把握している詳細な個人情報が含まれていたと説明されている。
浦添市教育委員会によると、港川中学校では2026年1月下旬、校内のファイルサーバーに障害が発生し、外部の専門業者に復旧作業を依頼していたが、業者がデータを保全する目的でポータブルハードディスクにコピーして校内の鍵付き部屋に保管。
その後の確認で、所在が分からなくなったと説明されている。
業者が2026年2月10日にハードディスクを回収しようとした際、保管場所で見つからず、学校内を捜索しても発見できなかったため、浦添市教育委員会へ報告が行われた。
市教育委員会は警察に遺失届などを提出し、現時点では盗難と断定せず「紛失」として扱っている。
なお、ハードディスク内のデータには暗号化とパスワードによる保護が施されており、市は「現時点で個人情報の不正利用など、流出が確認された事実はない」と説明している。
一方で、生徒や保護者の生活に直結する情報が含まれていることから、保護者からは不安や怒りの声が上がっているとのこと。
浦添市教育委員会は、対象となる生徒・保護者・卒業生に向けて、2026年3月14日に港川中学校で説明会を開催。
経緯や現在判明している状況、今後の対応を説明しており、同時に相談窓口を設置して不安や問い合わせに個別対応を行っている。
市教育委員会は、ハードディスクを保管していた部屋の鍵管理や入退室管理が不十分だったと認め、学校内の保管ルールの見直しや、監視カメラの設置など物理的なセキュリティ強化を含む再発防止策を検討するとしている。
なお2026年3月16日時点でも、紛失したハードディスクは見つかっておらず、新たな不正アクセスや金銭被害などは確認されていない状況だという。
浦添市教育委員会は、情報が見つかり次第、速やかに公表するとしており、市民からは原因究明と再発防止策の徹底を求める声が高まっている。

https://www.city.urasoe.lg.jp/doc/2026031200033/

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