中国のAI企業が大規模サイバー攻撃被害に 同日AI関連株価下落も関係か【DeepSeek】

2025年1月27日、中国の人工知能(AI)企業ディープシーク(DeepSeek)で、生成AIサービスへの大規模なサイバー攻撃被害が発生。
これを受け同社は既存の利用者については通常通りサービスを継続するも、新規利用登録を一時停止すると発表した。
ディープシークは2023年に設立された新興企業で、低コストで高性能な生成AIモデルを開発しており、最近では新モデル「R1」を発表。これが米国のスマートフォンアプリ市場で急速に人気を集め、AppleのApp StoreではOpenAIのChatGPTを抜いて無料アプリ部門で首位となっている。

同攻撃により、アプリの認証コード送信が機能しない状態となり、登録が困難な状況に陥っているとのこと。
同社は「悪意ある大規模な攻撃」と述べており、サービスの安定化に向けた調査を進めていつとのことで、現時点で情報流出の有無や具体的な攻撃手法といった被害状況に関する詳細は明かされていない。

なお、関連性は不明だが、サイバー攻撃同日にAI関連株が軒並み下落し、特にAI半導体大手のエヌビディアやAI分野に焦点を当てたETF(上場投資信託)が大幅に売り込まれる事態が発生している。
専門家はディープシークの成功が市場に与える影響を注視しており、AI分野の競争激化に伴う市場の不安定さを懸念している。

【参考記事】
https://www.cnbc.com/2025/01/27/deepseek-hit-with-large-scale-cyberattack-says-its-limiting-registrations.html?taid=6797b68b836fd7000154de21&utm_campaign=trueanthem&utm_medium=social&utm_source=twitter%7Cmain
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN27CKC0X20C25A1000000/

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