英会話スクールを運営する「ECC」社において不正アクセス被害が発生し、同社システムを利用する生徒情報が流出する事態が発生した。
被害あったのはECC社の学習支援システムを運用している開発サーバーで、名古屋芸術大学は入学前英語テストなどに当該システムを利用していたことからも影響が波及している。
同大学からの公表によると、ECC社が提供する英検関連サービス「オンラインプラクティス」の受講対象者586名分の情報が流出したとみられており、氏名や大学名、学籍番号、受験番号、暗号化済みパスワード、生年月日などが該当するという。
なお、11月29日公表時点で流出したとみられるデータが悪用されたとの事実は確認されていない。
名古屋芸術大学では、影響を受けた対象者に個別での連絡や、相談窓口を設置するなどの対応が取られている。
ECCはサーバーのセキュリティ強化策を講じ、不正アクセスに利用されたアカウント情報の強化を実施し再発防止を図るとしている。