2月フィッシング攻撃累計は59,044 件 金融・通信事業者なりすますケース増加

2023 年 2 月中フィッシング対策協議会へ寄せられた、フィッシング詐欺に関する事案数を取りまとめたレポートが公表されている。

概要

2月のフィッシング攻撃に関する報告数累計は59,044 件となり、前月1月比で20,775 件増加という結果だったという。
また、確認されたフィッシングサイトのURL件数は9,994 件で、前月比で2,290 件増加となっている。

分野別の分析では、クレジット・信販業が 全体の約36.6%、EC関連が約31.4%と、過半数を占める結果となっているという。
また、イオンカードやソニー銀行、セゾンカードなどの金融関連のブランドのなりすまし件数は増加傾向にある点も注意されている。
さらには通信事業者をかたり、メールやアカウント情報が窃取され外部に不審なメールを送信されるといった被害も少数ではあるものの確認されたという。

対策

フィッシング対策協議会は、昨今のフィッシング詐欺への対策方法として以下内容を推奨している。

・幾度もフィッシングメールが届く場合は、使用しているメールアドレスが流出しているためアドレス変更や他のメールサービスへ切り替える
・なりすましメール防御認証機能(DMARC)や迷惑メールフィルターが備わる大手メールサービスを利用
・身に覚えのないタイミングで認証コードの通知メッセージが届いた際は、パスワード変更やオンライン決済サービスの履歴確認をする
・個人情報やクレジットカード情報など求められた場合は、表示しているサイトのURL確認や類似の詐欺事例の有無を確認

【参考URL】
2023/02 フィッシング報告状況
https://www.antiphishing.jp/

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