フィッシングサイト検知数4,404,920件 シルバーウイーク狙った攻撃増加に懸念【詐欺ウォール】

インターネット詐欺のブロックに特化したセキュリティソフト「詐欺ウォール」で、検知されたフィッシング詐欺に関する調査レポートが公表されている。

概要

当該レポートは2022年7月13日と 19日の2日間実施。
公的機関などから提供されたフィッシングサイト159件を対象に、詐欺ウォールを検知するかのテスト結果を基に作成されている。

結果、2022年7月の検知数は4,404,920件となり、前月比で424,803件増加しているという。
特に、「三越伊勢丹」のECサイトを偽装したフィッシングサイトが急増しており、複数のフィッシングメールがばらまかれている恐れがあるとのこと。
業種別の検知結果では、クレジットカード・ファイナンス関連のフィッシングサイトが大きく増加しており、特に「三菱UFJニコス」や「SAISON CARD」をかたるケースが多数確認されているという。

また、Yahoo!関連サービスおよびJR東日本が提供する指定券予約サービス「えきねっと」の検知数が7月から8月にかけて増加。
これは、お盆休みの需要が高まるタイミングを見計らったものとみられており、今後9月末のシルバーウイークにおいても注意が必要と特記されている。

推奨対策

詐欺ウォールの提供「BBソフトサービス株式会社」は、いくつかの対策方法を呼び掛け。
「サービス利用時はメールやSMSからではなく、正規URLを登録したブックマークを使用」「アドレスバーに鍵マークがついているか確認」「パスワードを使いまわさない」などの方法を挙げている。

【参考URL】
インターネット詐欺リポート(2022年7月度)
https://www.bbss.co.jp/

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