東京都の「福寿会足立東部病院」で、不正アクセス被害が確認された。
公表によると、同病院職員が資料作成中に詐欺広告の誘導に遭遇、第三者によりパソコンが遠隔操作されたという。
連絡を受けた同病院システムエンジニアが対応したものの、16分間にわたり遠隔操作が継続されたという。
その後外部セキュリティ機関と協力し、遠隔ソフトのアンインストールとログの調査が行われたところ、外部への情報流出は確認されていないという。
また、医療情報システムはインターネットから分離されていたことから、診察には影響がないとのこと。
なお、不正アクセスされたパソコンには患者の電子カルテIDと氏名が含まれたエクセルファイルが保存されており、院内ネットワークストレージには職員のマイナンバーカード通知書のコピーが1枚保存されていた。
対応として全職員にセキュリティ教育として個人情報保護委員会研修が行われることが決定された。
【参考記事】
令和 5 年 12 月 4 日に発生いたしました不正アクセスにつきまして
https://www.adachitobu.or.jp/