「情報処理と自由に関する国家委員会(CNIL)」は、米大手IT企業Googleに対し、個人情報の取扱いについての明確な説明がされていないとし、62億円(5000万ユーロ)もの制裁金支払いを課しました。
欧州連合諸国(EU)の情報保護当局が定めている、「一般データ保護規則」(GDPR)の規約違反が原因です。
Googleは、ユーザーに対し個人情報の使用目的や管理について明確にしておらず、また当件に対しての説明も「あまりにもおおまかで曖昧」であったことから義務を果たしていないと判断され制裁金を課せられました。
GDPRはEU加盟28カ国で2018年5月25日に施行されたており、違反企業には最大で、全世界の売上高の4%もしくは25億円(2000万ユーロ)の制裁金を罰則として設けられております。
AFP通信によると、GDPRが2018年施行後、大手IT企業に対して制裁金が課されたのは初めてとのこと。
【参照URL】 ◆グーグルに制裁金62億円 仏「不明確に個人情報収集」 ◆グーグル、GDPR違反で制裁金62億円–仏当局 |