近鉄リテールホールディングス傘下のスーパーマーケット運営を行う「近商ストア」社において、第三者からのランサムウェア被害が確認されている。
10月31日に同社データセンターのサーバーが異常停止し、外部のメンテナンス業者による調査の結果ランサムウェア被害が原因だったという。
11月2日公表時点で原因究明および調査が進行中とされているが、サーバー内には顧客や従業員などの個人情報が格納されており、攻撃者に情報流出した可能性が懸念されている。
現時点での被害状況として、同社が運営する奈良県内の「スーパーマーケットKINSHO」および「食品専門館ハーベス」5店舗のオンライン会員17,000名と、同社従業員および扶養家族約12,000名、1,400件の取引先などが被害対象とみられている。
流出した情報には氏名、住所、電話番号、メールアドレスなどが含まれていたとのこと。
近商ストア社は対応として影響の対象者には個別での連絡を行っており、10月31日以降は店舗運営は通常通り行いつつ配送注文は一時停止している。
今後新たに判明した情報は随時公表されるとのこと。
【参考記事】
当社サーバへの不正アクセスによる情報漏えいの可能性について
https://www.kintetsu-rhd.co.jp/