情報処理推進機構(IPA)は、マルウェア「Emotet」や不正ログインなどをはじめとするセキュリティインシデントに関する相談状況の推移をまとめたレポートを公表した。
概要
IPAに寄せられたセキュリティインシデントに関する全相談件数は2,716件。
この内「Emotet」に関する相談は、2022年1月から3月までの期間に656件だったという。
これは、2021年10月から12月までの四半期と比較して約54.7倍に相当する件数とのこと。
「ウイルス検出の偽警告」についての相談では、2022年1月から3月までの期間で625件。
前四半期比較でおよそ48.8%増加している。
「不正ログイン」についての相談では、2022年1月から3月までの期間で81件。
前四半期比較でおよそ約52.8%増加という結果とのこと。
注意喚起
IPAには、今も各インシデント以外も含めた相談が相次いでいる現状と説明。
Emotetや業者をかたる詐欺メール、不正アクセスなどへの対応方法を個別にwebページを設けて対策方法を公開している。
【参考URL】 情報セキュリティ安心相談窓口の相談状況[2022年第1四半期(1月~3月)] https://www.ipa.go.jp/index.html |