大丸松坂屋百貨店やパルコなど傘下に持つ「J.フロント リテイリング株式会社(JFR)」のグループ会社において、会員情報が流出する事態が発生した。
概要
JFRグループでは、会員に向け適した情報告知を目的とし、会員情報をクラウド環境下で共有していた。
同グループ内クレジットカードおよび保険関連業務を展開する「JFRカード株式会社」は、誤って不要な顧客情報を同グループに向け送信していたという。
原因は、同社システム部門の確認不足によるものだったとのこと。
影響対象
JFRカード社が誤って送信した情報は以下の通り。
影響対象:
・大丸松坂屋お得意様ゴールドカード会員173,649名
・大丸松坂屋カード(ゴールド含む)1,740,205名
総計1,913,854名
対象期間:
2022年10月31日時点のカード会員
送信した情報:
利用枠、決済口座、お支払い状況などの情報
なお、クレジットカード番号および暗証番号は対象外とされている。
対応
各情報誤送信は、JFRグループが情報共有に使用している安全性の高いクラウド環境下で実行されたとのことで、同グループ外への流出はないと説明されている。
JFRカード社は再発防止に向け、従業員の個人情報取り扱いに関する再教育および、情報の運用管理方法の見直しに取り組むとしている。
【参考URL】 お客様の個人情報の取扱いに関するお詫びとお知らせについて https://www.jfr-card.co.jp/ |