2025年5月27日、国内の体操競技の振興と普及を目的とする「日本体操協会」で、ホームページがマルウェアによる外部からの不正アクセス被害が発生した。
これにより、サイト運用を一時的に停止している。
日本体操協会によると、現在の正規ホームページにアクセスした際、一部利用者が「外部の販売サイトを装う偽サイト」や「Google Chromeのアップデートを偽装したサイト」へ転送される事例が報告されている。
専門業者とともに早期復旧を目指して対応を進めてきたものの、公表時点で完全な復旧には至っておらず、2025年6月17日付で仮設ホームページの開設に踏み切った。
新たに設けられた仮設サイトでは、当面の間、協会の最新情報を発信する。
なお、過去のすべての情報は掲載されておらず、必要最低限の直近情報に限定されている。
問い合わせは同サイト内の専用ページを通じて受け付けている。
仮設サイトの運用は、既存の正規ホームページが完全復旧するまでの暫定措置として継続される。
現在、日本体操協会は警察当局とも連携を図りながら、原因の究明と対策強化に取り組んでいるという。
今後も状況に進展があり次第、仮設ホームページを通じて情報発信を続けていく方針を示している。
利用者には引き続きの注意と、仮設サイトの活用を呼びかけている。
誤って偽サイトをクリックしてしまった場合は、ネットワークからの切断と、セキュリティソフトによるウイルススキャンおよび駆除作業を実施するよう注意喚起している。
なお、協会関連の各種講習会や大会、イベント情報の検索や申し込みは、従来のホームページを経由せずに専用ポータルサイト「JGA-web」から直接利用可能と説明している。