ランサムウェア攻撃で全業務が停止する事態に…バルブ大手

工場設備に使うバルブ・継手を取り扱う「日本スウェージロックFST」社で、サイバー攻撃被害が確認された。
2026年3月10日、同社のサーバーがランサムウェア攻撃を受け、社内ネットワークシステムで障害が発生。
これにより電話、メール、FAXなど連絡手段すべてが利用不可能の状況に陥っており、受注や出荷を含む全業務を停止した。
同社は「ランサムウェア攻撃によってサーバーに異常が生じたため、システムの安全性を確認し、被害範囲を把握するための調査を優先した」と説明している。
この期間中、同社は取引先各社に「連絡はつながりにくく、対応に遅れが生じる可能性がある」と周知し、復旧に向け対応を進めると発表した。
また一連の障害により、同社を通じて化学薬品や食品、エネルギー関連などのバルブ・継手製品を調達している企業や製造拠点にも、納期遅延や対応の滞りといった影響が生じている。

その後、同社と外部専門機関による調査と復旧作業が進み、3月17日から出荷業務を再開。通信の安全性が確認された段階で出荷を再開し、受注や見積もりなども順次、通常の業務体制に近づけていく方針が明かされた。
一方で業務や個別対応では、復旧の影響を受けて対応に時間を要するケースも残っているとされ、取引先には引き続き協力を求めている。
同社は今後、同様のサイバー攻撃への備えを強化するため、ネットワーク環境やセキュリティ体制の見直しも進めるという。

【参考記事】
https://www.japan.swagelok.com/whatsnew

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