6月確認されたフィッシングサイト27,217 件 調査レポート【フィッシング対策協議会】

2022年6月中にフィッシング対策協議会へ寄せられた、フィッシング詐欺関連の事案を取りまとめたレポートが公開された。

レポート概要

当該レポートによると、フィッシング報告件数のトータルは88,250 件で、5月比で 118 件微増の結果となっている。
一方、確認されたフィッシングサイトのURL件数は27,217 件で、5月比で 8,626 件増加となっている。
なお、悪用されたブランド件数は100件で、5月比では10件減少だった。

6月度のブランドを悪用するフィッシング事案の内、「Amazon」を筆頭に「イオンカード」「JR東日本(えきねっと)」「au」の4ブランドが全体のおよそ40.2%を占めているという。
また、「Apple」や「Yahoo! JAPAN」、モバイルキャリアをかたるSMSに関する報告が多数挙がっており、マルウェアが仕込まれた不正なアプリをインストールさせるケースが確認されている。
同月多数確認されたフィッシングサイトは、大量のサブドメインで不特定多数URLが生成されているものの、同一のフィッシングサイトに誘導されるというケースが挙がっている。

推奨対策

フィッシング対策協議会は、対策として以下の方法を挙げている。

・フィッシング対策機能が強化されているメールサービスに移行
・オンラインサービスに登録済みのアドレスを別のものに切り替え
・SPFまたはDMARCによるドメイン認証を使ったアドレス保護を推奨
・個人情報や認証を求められた際は入力前に立ち止まり、運営会社や類似の詐欺事例がないか調べる

【参考URL】
2022/06 フィッシング報告状況
https://www.antiphishing.jp/

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