6 月フィッシング報告数は過去最高149,714件 新たなブランドかたるケース増加

フィッシング対策協議会から、2023 年 6 月に寄せられたフィッシングに関する報告についての状況レポートが公表されている。

レポート概要

レポート結果によると、6月におけるフィッシング報告件数は149,714件となり、前月比35,925件増加(約31.6%増加)となっているという。
全体の約18.1%がヤマト運輸をかたるフィッシングとなっているとのことで、イオンカード、Amazon、セゾンカード、ジャックスをかたる手口を加えると全体の約60.2%を占める結果となる。
SMSを利用したフィッシングで、金融系ブランドや宅配業者の不在通知をかたる手口の増加や、旅行関連や航空会社、金融機関、電力会社、保険会社など新たなブランドをかたるケースも増加しておりフィッシング報告数は過去最高となっている。

対策

フィッシング対策協議会は、対策としてDMARCによるドメイン保護や正規メールのアイコン表示機能などのフィッシング対策機能があるメールサービスの利用を推奨している。また、流出した可能性がある場合はメールアドレスを変更するよう注意を呼び掛けている。

事業者においてはDMARCを利用し、迷惑メール対策およびフィッシング対策への注意喚起を促すべきとしている。

【参考URL】
2023/06 フィッシング報告状況
https://www.antiphishing.jp/

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