セキュリティベンダー「Kaspersky」より、同社セキュリティ製品が検知したサイバー攻撃の検知数に関するレポートが公表されている。
概要
当該レポートは、Kaspersky社のセキュリティ製品が2021年11月~2022年10月の期間に観測したサイバー攻撃を基に作成されている。
判明したレポート結果の概要は以下の通り。
・1日当たりのランサムウェア検知数は9,500件で、前年比にしておよそ2.8倍
・マルウェアまたは不正なアプリのインストールプログラムの稼働は、1日あたり11,000件検知。
前年比でおよそ2.4倍の結果。
・Windowsデバイスを狙った攻撃は1日あたり平均およそ32万件検知
・Androidデバイスを狙った攻撃は1日あたり平均およそ3,500件
Kasperskyのまとめ
同社のリサーチグループリーダーは当該レポート結果から、「2023年検知する新たな悪意のあるファイルは、1日当たり50万件になる可能性が非常に高い」、「危険なのはサービスとしてのマルウェアの登場で、専門知識を持たない者が容易に攻撃可能となっていること」「対策として、企業だけでなく一般ユーザーも信頼性の高いセキュリティソリューションを導入することが重要」とコメントしている。
【参考URL】 <Kaspersky Security Bulletin:数字で振り返る2022年のサイバー脅威>新たに検知した悪意のあるファイルは、昨年比5%増の1日当たり40万件に https://www.kaspersky.co.jp/ |