2024年11月上旬、慶應義塾大学病院で医師が保有していたノートパソコンが盗難被害に遭った。
同パソコンには、慶應義塾大学病院の患者168名と虎の門病院の患者1,002名の個人情報が保存されていたとされており、氏名、患者ID、疾患名、治療内容、入院日などの詳細が含まれていた。
主に診療カンファレンスや学会での使用、研究目的で保存されていたものという。
同病院の公表では、盗難直後に警察へ届け出がなされたものの、12月10日時点でパソコンの発見に至っていない。
なお、パソコンには起動時のパスワード設定やデータ自動消去機能が搭載されているとのこと。
同病院は対応として、被害対象となる患者に対し状況説明を実施。
今後の対策として、個人の電子媒体に患者情報を保存する行為の禁止を徹底、医療個人情報を含むデータの院外持ち出し厳禁、情報保護に関する規定の再確認と定期研修の強化など行い再発防止を図るとしている。
【参考記事】
個人情報が含まれるPCの盗難事案に対するお詫びとご報告
https://www.hosp.keio.ac.jp/