48,651名の患者情報含むレジがフリマアプリで流通 警視庁経由で発覚【気仙沼市立病院】

2024年8月7日、気仙沼市立病院は、旧病院施設の処分に伴い個人情報が流出した恐れがあると発表。
2018年3月に委託業者によって処分されたPOSレジ端末3台に記録されていたデータが流出対象という。
端末には2014年から2017年までの48,651名の患者情報が記録されており、患者IDや氏名、入院・外来の診療科、請求金額などが該当していたとのこと。
発表によれば、これらの端末のうち1台はフリマアプリを通じて流通し、購入者が端末に記録されていたデータに気付き、警視庁を通じて病院に報告したことで問題が発覚している。
購入者は一部のデータを閲覧したものの、利用していないことが確認されている。
その他2台は、破損したジャンク品として流通しており、情報流出のリスクは低いとされている。
なお、詳細な流通経路の特定には至っていないと説明されている。

対応として病院側は、個人情報保護委員会に報告し、該当する患者への通知を実施。
また、再発防止策として今後の情報機器の処分時には物理的な確認を徹底し、委託業者に対して個人情報の適切な取り扱いを求めている。

【参考記事】
市立病院における個人データの漏えいのおそれについて
https://www.kesennuma-hospital.jp/

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