「患者の症状が別の患者に…」「健康診断の受診票を誤ってシュレッダー」岡山県の医療機関で立て続けに個人情報案件

岡山県にある医療機関「吉備高原医療リハビリテーションセンター」は、2025年8月29日、患者や健診受診者の個人情報が流出する事案が2件発生したと公表した。

1件目は、本来知るはずのない患者の氏名や病状が、別の患者に伝わっていたというものだった。
情報の出所は職員である可能性が高く、理学療法士の個人情報取り扱いに関する認識不足が原因とみられている。
詳細は不明。
2件目は、医事課の職員が受け取った健康診断の受診票を紛失したというものとされており、氏名、年月日、性別、患者ID、年齢、受診日、団体名、健診結果など詳細な情報が含まれていたという。
仕分け作業中に確認が不十分なままシュレッダー処理を行ったことが原因とのこと。

同センターは対応として、職員に対する守秘義務の徹底周知、個人情報取り扱いに関する研修の実施、健診業務用の手順書やチェックリストの新設、書類処理時の複数名による確認体制の導入を挙げている。
同センター院長は「今回の事態を重く受け止め、管理体制を見直し、再発防止に努める」とコメントしている。

【参考記事】
https://www.kibirihah.johas.go.jp/

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