178名分の患者情報含むUSB紛失 ガイドライン守られず【北海道大学病院】

北海道大学病院において、患者の個人情報が含まれるUSBメモリが紛失する事態が発生した。

同病院臨床検査技師は、共同研究先の昭和大学病院から提供された患者情報が記録されたUSBを紛失しており、最後に所在が確認されたのは6月29日だったとしている。
7月24日の公表では、同病院内の捜索および警察への遺失届の提出など行ったが発見には至らなかった。
なお、紛失したUSBメモリには昭和大学病院の患者情報である患者IDや氏名、生年月日、年齢、性別、診断名など178名分が含まれており、暗号化もされていなかったという。
同病院の調査によると、個人情報の持ち出しにはガイドラインが設けられていたがUSBメモリを紛失した技師は順守せず指定区域外へ持ち出していた事実が判明している。

同病院は、個人情報の取り扱いに関するガイドラインの周知徹底およびセキュリティ講習会など実施し全職員への注意を呼びかけ再発防止を図るとしている。

【参考URL】
北海道大学病院における個人情報を含むUSBメモリの紛失について
https://www.huhp.hokudai.ac.jp/

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