7月26日キャノンマーケティングジャパン株式会社は、 ウイルス対策ソフト「ESET シリーズ」のデータを元に、2019年6月のマルウェア検出状況に関するレポートを発表しました。
5月から6月にかけて、大きく上昇している傾向だったとのことで、検出されたマルウェアの内、「アドウェア」による被害が上位25%を占める結果となりました。
さらに、6月以降国内にて流行し始めている新種のマルウェア「DOC/Agent.DZ」による被害件数が増加しております。
このマルウェアは、不特定多数をターゲットにした「ばらまき型」で、メールに添付されているExcelファイルのマクロを利用し作動する悪意あるプロフラムが仕込まれております。
キャノン社は今回の調査結果から、
「攻撃者は、自動解析で動作しないようにすることや時間差でマルウェアを作動させて検知を遅らせることで、感染拡大を狙っている」との見解を示しております。
【参考URL】 日本を狙った”ばらまき型”メールとは?―2019年6月 サイバーセキュリティニュース |