2022年3月中フィッシング対策協議会に寄せられた、フィッシング詐欺関連の事案を取りまとめたレポートが公開された。
概要
当該レポートによると、フィッシング報告件数のトータルは82,380 件で、2月比で33,769 件増加していたという。
また、確認されたフィッシングサイトのURL件数は9,779 件で、2月比で2,232 件増加。
悪用されたブランド件数は105件で、2月比で18件増加となっている。
この内、最多はAmazon をかたるフィッシング事案で全体のおよそ21.5 %。
メルカリ、JR東日本「えきねっと」が続き、3ブランドで全体の55%を占めているとのこと。
また、クレジットカードブランドや金融系も増加傾向にあり、とくに通信キャリアは前月比で約4.2倍にまで増えたという。
2月度の報告でも増加していたマルウェア「Emotet」に関する被害相談も引き続き増加しているとして、別途注意が呼びかけられている。
対策
フィッシング対策協議会は、対策として以下の方法を挙げている。
・インターネットサービス利用時は、公式アプリやブックマーク済みのURLアクセス
・各自メーラーの迷惑メールフィルターを適用
・SPFまたはDMARCによるドメイン認証を使ったアドレス保護を推奨
【参考URL・画像】 2022/03 フィッシング報告状況—-フィッシング対策協議会 https://www.antiphishing.jp/ |