2023 年 3月中フィッシング対策協議会へ寄せられた、フィッシング詐欺に関する事案数を取りまとめたレポートが公表されている。
フィッシングメール前月比で約 30.5 %増加
3月のフィッシング攻撃に関する報告数累計は77,056 件となり、前月2月比で 18,012 件(約 30.5 %)増加という結果だったという。
また、確認されたフィッシングサイトのURL件数は14,343件で、前月比で4,349 件増加となっている。
金融系のなりすまし増加
3月中に確認されたフィッシングメールに関する特徴は以下の通り。
・分野別では三井住友信託銀行や三井住友銀行などの金融系が29.1 %を占め急増。
・宅配便の不在通知を装ったSMSから、Appleをかたるフィッシングサイトへ誘導する手口を多数確認
・差出人が実在するサービスのドメインを使用した「なりすまし」メールが約79.8%
対策
フィッシング対策協議会は、フィッシング詐欺の被害に遭わないため日ごろから以下の内容に注意するよう呼び掛けている。
・サービス利用時は公式アプリや正規サイトのブックマークからアクセス
・不審なタイミングで個人情報やワンタイム認証など求められた際は、運営会社や類似の被害事例がないか確認してから行う
・DMARCなどのフィッシング対策機能が使用できる大手メールサービスを利用
【参考URL】
2023/03 フィッシング報告状況
https://www.antiphishing.jp/