財務省は2025年2月10日、同省関税局調査課の職員が個人情報を含む文書を紛失。
同文章には不正薬物の密輸に関与した人物らの情報が該当している。
公表時点で発見には至っておらず、情報流出の可能性についても否定できない状況とされている。
財務省によると、職員は6日、横浜税関で関税法違反事件に関する行政文書9枚を受け取った後、横浜市内の飲食店で税関職員らと飲酒。
その後7日午前0時ごろに東京都内のJR錦糸町駅で下車した際に、文書が入ったかばんを紛失したことに気付いたという。
かばんには業務用のノートパソコンも入っており、職員自身や部下の個人情報が保存されていたが、パスワード保護されているとのこと。
紛失した文書には、不正薬物を密輸した疑いがある人物や、大麻の実の送付先だった人物計187名分の個人情報が含まれており、氏名や住所などが該当する。
職員は会合中にビール9杯を飲んでいたことも判明しており、財務省は「国民の信頼を大きく損なう事態であり、深くお詫びする。再発防止策を徹底する」とコメントしている。
【参考記事】
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20250210-OYT1T50117/
https://www.sankei.com/article/20250210-MJUI464MN5OONFRCXNHQPV35CU/