超細密印刷技術やスマートフォンなどのタッチセンサー開発において、世界トップシェアを誇る企業「NISSHA」の機密情報が中国に流出したことが明らかになりました。
平成29年10~11月ごろ、NISSHA元社員が関連会社のコンピュータに不正アクセスし、技術情報をハードディスクにコピーしていたことがわかりました。その後その社員は退職し、中国の競合他社に転職したことで情報が流出したとのことから、不正競争防止法違反に該当するとして逮捕に至りました。
容疑者の元社員には、退職時秘密保持契約書を提出させておりました。
NISSHAの専務は、「企業にとって悪意ある個人への対応は永遠の課題で、今回のケースも想定しづらかった。だが、対応に限界があると認めてしまうわけにもいかない」とコメント。
また、知的財産権に精通している弁護士は「技術は一度流出すると取り返しがつかない。損害は計り知れないほど大きく、企業の存続に関わることもある」
とそれぞれ、今回の件についてコメントを出しております。
【参考URL】 ◆社員の情報持ち出し、対応難しく |