サイバーセキュリティに特化した「Secureworks Japan」が、外出先でノートパソコンがマルウェアに感染するケースが増えているとの調査発表を公開しました。
Secureworks Japan社は、日本国内を対象に、サイバー攻撃の動向調査を行った際、USB接続するWi-FiツールやSIMカードを介してインターネット接続するノートPCなどを、社外で使用した際にマルウェアの感染に至るケースが増加していたことが判明したというものです。
Secureworks Japan社の研究担当者の見解は、セキュリティの整った社内ネットワークに守られている環境下でなく、外部の様々な通信に接することが大きな原因としています。
屋外でインターネット通信できるノートパソコンや独立した通信デバイスは、セキュリティ能力が低くいことから、サイバー攻撃の標的になった場合被害につながる確率が非常に高くなるとのことです。
さらに、ノートパソコンのバージョン更新がされていなかったり、社内ネットワーク接続時の設定(パブリック接続ではなく、プライベート接続のまま)などで使用している場合はさらなるリスクとなるともみられます。
また、 Secureworks Japan社は、セキュリティ対策されていないノートパソコンを外出先でインターネットに接続すると、10分もかからないうちにマルウェア感染したケースも確認されたことも明かしております。
Secureworks Japan社は、外出先でのマルウェア感染リスク低減には、大きく以下の方法を推奨しております。
・パソコンのOSバージョンを最新のものに更新
・USBや独立したインターネット接続ツールのセキュリティパッチの更新
・パソコンに個別のIPアドレスを割り振れるモバイルデータ通信端末を利用する
【参考URL】 モバイルデータ通信経由のマルウェア感染事案が増加 |