セキュリティ製品やコンテンツ配信サービスの開発販売を展開する「株式会社ソリトンシステムズ」から、『日本人のパスワードランキング2021』と題する調査レポートが公開された。
レポート結果
当該レポートは、2021年日本国内において脆弱なパスワードをランキング分析しており、リスト型攻撃などをはじめとする被害への対策を目的に作成されている。
同レポートによると、日本国内において最も使用されていたパスワード1位は「123456」。
続いて2位は「password」、3位は「000000」との結果が出ている。
なお、その他10位までのランキングは以下の通り。
順位 | 2021年度 | 2020年度 |
1位 | 123456 | 123456 |
2位 | password | password |
3位 | 000000 | asdfghjk |
4位 | 1qaz2wsx | 12345678 |
5位 | 12345678 | 123456789 |
6位 | 123456789 | asdasd456 |
7位 | 111111 | 111111 |
8位 | sakura | 1qaz2wsx |
9位 | dropbox | 19980621 |
10位 | 12345 | 123123 |
傾向と対策
キーボードの配列をそのまま打ち込んだものや、同じ文字を繰り返したパスワードが多い結果となっている。
2020年度比較からもわかる通り、上位のパスワードは「誰にでも推測できてしまう」キーワードが使用されている傾向という。
なお、他国においても同様の傾向がみられている。
ソリトンシステムズ社は、今すぐ対策できる方法として「単純なパスワードは今すぐ変更すること」、「同じパスワードを複数サービスで使いまわさないこと」を挙げている。
【参考URL】 日本人のパスワードランキング2021 |