2025年7月20日に実施された第27回参議院議員通常選挙に関連し、仙台市太白区の選挙管理委員会は同区内の投票所で使用された記録媒体(SSD:ソリッド・ステート・ドライブ)を紛失したこと発表。
このSSDには、太白区第3投票区に登録された有権者7,531名分の個人情報が含まれていた。
紛失に気付いたのは、7月29日。
次回の仙台市長選挙に向け、職員がデータ更新作業を行っていた際、投票所となった小学校で使用されたSSDが見当たらなかったという。
問題のSSDには、登録者の氏名・住所・生年月日・性別のほか、住民登録日・転出日・期日前投票の有無などの情報が記録されていたとのこと。
対象となる太白区第3投票区には、鹿野本町や緑ケ丘、砂押町などが含まれます。
仙台市によれば、このSSDは市が導入している専用の投票受付システムでしか読み取れず、さらにパスワード認証による二重のセキュリティが施されていることから、外部流出のリスクは「低い」とし、現時点で実際に情報が外部へ流出した事実は確認されていないとのこと。
太白区選挙管理委員会は「今回のような事案を二度と起こさぬよう、個人情報管理の徹底と再発防止策に取り組む」とコメント。
今後の対応として、市民への説明責任や原因究明、情報管理体制の見直しが求められている。
【参考記事】
https://www.city.sendai.jp/taihakuku/shinchaku/index.html