フィッシング対策協議会は、2021年1月度のフィッシング詐欺に関するレポートを公開した。
フィッシング詐欺現状
フィッシング対策協議会に寄せられた、1 月のフィッシング詐欺に関する報告件数は 43,972件。
前月比11,801件増加という結果になっているとのこと。
全体の61.4%が「Amazon」を騙るもので、三井住友カード、楽天、MyJCBなどが続く形となっているとのこと。
SMSによるフィッシング詐欺
SMSから誘導されるフィッシングが相次いでおり、Amazon正規のスレッドに偽のメッセージが紛れ込むケースが確認されている。
また、宅配業者を装った不在通知を知らせるSMSも引き続き報告件数が多いという。
対応
各個での対策として、迷惑メールフィルタ機能を有効にする、正規のアプリやブックマークからの正規のURLでサービス利用することを心掛ける方法が有効。
また、サービス事業者や組織側においても、フィッシングによるなりすましの見極めとして有効となるDMARC (送信ドメイン認証技術) の導入が望まれている。