電力不足に便乗したフィッシングメールに注意喚起【経済産業省】

経済産業省を騙り、電力需給の逼迫に便乗したフィッシングメールが複数件確認されているとして注意喚起が行われている。

概要

フィッシング対策協議会に寄せられている報告によると、確認されているフィッシングメールは経済産業省の資源エネルギー庁をかたるものという。
件名には、以下のような表記がされているという。

[経済産業省・電力需給対策] お客様の電力使用情報が不正確なので要確認 <電力需給ひっ迫警報・注意報>」

本文内には「電力需給逼迫注意報が発令」「顧客情報を確認する必要」「確認しなければ明細が届かない」などの記載がされている。
また、本文中には外部ページへのURLが記載されており、経済産業省をはじめ、各電機会社の正規ロゴを不正に使用したフィッシングサイトとなっている。
当該ページ内には、個人情報やクレジットカード情報の入力欄が用意されており、いずれも攻撃者が情報窃取を目的としたものとみられている。

推奨対策

フィッシング対策協議会は対策方法として、個人情報の入力を求められた場合事前に類似の詐欺ケースがないか調べるよう注意喚起。
また、フィッシングメール防止においては、利用しているメーラーの迷惑メールフィルターの有効化を推奨している。