神奈川県横須賀市の「横須賀学院」で、2025年12月にランサムウェア被害が発生した。
公式発表によると被害が発覚したのは2025年12月上旬で、職員が学内のサーバーに接続できない不具合に気付いたことがきっかけとされている。
調査の結果、外部からの不正アクセスが行われ、ランサムウェアが実行されていたとのことで、学院が管理していた写真や動画データが外部に流出した可能性が浮上している。
当初は写真や動画のみの流出が公表されていたが、その後の調査で個人情報についても流出した可能性があるという。
対象となる情報の詳細や人数については現在も調査中だという。
なお、現時点で流出した情報がインターネット上に公開された事実や、二次被害が発生した事例は確認されていないと報告されている。
横須賀学院は公式サイトを通じて、関係者や利用者に対して謝罪するとともに、今後は再発防止策としてセキュリティ対策の強化と監視体制の見直しを進めるとしている。
この事案について、IT関連のニュースサイト上では「Rhysida(リシダ)」と名乗るランサムウェアグループが犯行を主張していることが伝えられている。
Rhysidaは、海外を中心に活動しているとされるランサムウェアグループで、被害組織の情報を公開すると脅す手口を取ることで知られる。
一方の横須賀学院は、金銭要求の有無や交渉の状況については明らかにしていない。
【参考記事】
https://www.yokosukagakuin.ac.jp/2025-12-22oshirase
https://www.dexpose.io/rhysida-ransomware-targets-yokosuka-gakuin-in-japan/