ランサムウェアで「健康づくり事業団」の健診データが暗号化 調査復旧対応続く【埼玉県】

埼玉県「健康づくり事業団」において、ランサムウェアによるサイバー攻撃被害が発生、個人情報流出の可能性が浮上している。

攻撃被害があったのは同事業団が保有するシステムで、健康診断の受診者情報が記録されていたという。
ランサムウェアによってシステムが暗号化され、2024年1月31日時点では使用できない状態とされており、復旧見通しは確定していないという。
発覚している流出した個人情報には、X線画像(胸部、胃部、乳部)および超音波画像(腹部、乳部)と、画像に関連する情報(氏名、年齢、生年月日、性別、検査日、ID、撮影番号)が含まれており、被害件数については調査中とされている。

同事業団は不正アクセス攻撃が確認された後、被害拡大防止のためネットワークを遮断、警察に被害相談を行っている。
システム運用においては、復旧が完了するまでX線画像読影システムを介さない方法で画像の読影を進める方針が示されている。
復旧と被害の確認に迅速に取り組むとし、進捗については随時公表されるとのこと。

【参考記事】
X 線画像読影システムへの不正アクセスについて
https://www.saitama-kenkou.or.jp/

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