セキュリティ関連キーワード調査 攻撃者のトレンドは広範囲サイバー攻撃か

イギリスのセキュリティソリューション企業「Redscan」は、「Google Trends」を基にして、情報セキュリティに関連するキーワードのトレンド調査を実施した結果を公開しました。

キーワード調査概要

Google Trendsは、あるキーワードがGoogle上でどれだけ検索されているのかを統計として閲覧できるサービスで、Redscan社はこれを基に2004年から2019年の期間中を対象に情報セキュリティに関するデータを集計したというものです。
以下、検索数上位のキーワードを種別ごとにまとめております。

【サイバーセキュリティ製品】
・Norton
・Avast Software
・AVG Technologies
・Kaspersky Lab
・ESET

【法人向けセキュリティ特化企業】
・Symantec
・Fortinet
・Akamai Technologies
・Mimecast
・FireEye

【フィッシング詐欺関連】
・Apple(「iPad」や「iPhone」)
・PayPal
・英国歳入関税庁
・Amazon
・National Westminster Bank(NatWest)

【情報漏洩関連(企業やサービス名)】
・Equifax
・Ashley Maddison
・TalkTalk
・PlayStation Network(PSN)
・Yahoo
・Anthem

【サイバー攻撃脅威関連】
・マルウェア
・DDOS
・EU一般データ保護規則(GDPR)
・ランサムウェア
・WannaCry
・クリプトジャッキング
・コンプライアンス

セキュリティは継続が重要

かつてはスパイウェアやアドウェア、キーロギングなどの狭域への攻撃手法に関するものが多かったところ、現在はマルウェアやDDOS、ランサムウェアといった、広範囲に影響する脅威や、大量のデータを入手する方法が攻撃者のトレンドとみられております。

Redscan社は今回のレポート結果から、セキュリティは一過性ものととらえる企業組織が少くない点を指摘しており、セキュリティ環境を整えたからといってそれまでの脅威がなくなったわけではないとしている。
重要なことは、セキュリティ環境を整え、継続的にサイバー攻撃への対処を行うことであり、リテラシーを持つ従業員とするための教育も必要とのことです。
 

【参考URL】
Redscan-Report_-Cyber-Security-In-Search_Sept19

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